こいつは生活家電のくせに、非常に怠惰な奴である。
少しの段差も乗り越えられずにすぐ横転する。きっと始めから乗り越える気などないのだ。
自分で起き上がろうともせず、上目遣いで「起こしてくんなよー」と言いたげに腹を見せて転がったまま後をついてくる。
それでも構わず引きずっていると、絡んだコードがドアの隙間に引っかかったりして「無理やり引っぱんないでくんなよー」と言いたそうに立ち往生している。
わざとかよ!と、三村ふうにつっこみたくもなるものだ。
そのくせ少しでもホースが折れると、子車が「ブィイイイイイイイ!!!」と猛烈に唸る。怠惰なくせにそういう自己主張だけはご立派だ。
稼動歴10年ともなるとコードを巻き取る力が衰え、途中で止まったら手で押し込んでやらなければならない。
ぐいぐい押し込むと即座に抵抗する。
丁寧に慎重に、大腸カメラでも送り込むように気を使ってやらなければならないのだ。まったく手のかかる奴だ。
家電量販店にズラリと並ぶ、スティックタイプのスリムでオサレな掃除機がとても賢そうに見えてならない。
しかし当方の財務大臣はまだ、うちの掃除機に戦力外通告をしていないようだ。
吸引ホース部分のガムテープ巻を妙に輝かせながら、うちの掃除機は今日も猛烈に唸っている。
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ご経験がおありなのかしら?
昨日うちのファゴット吹きが掃除をしていてギックリ腰になりました。
実は私も掃除機に手を伸ばした拍子にギクっとやってしまった事が。
大きな声では言えないのですが大腸カメラ、経験があります。
美人の女医さんが担当してくれたのです、思い切り恥ずかしかった!
幸いながら、下からも上からも飲んだ経験はありません。
ダメ。ゼッタイ。じっちゃんの名にかけて。
にのじ@ばよりんさん。
私もイケメン医師には診てもらいたくないですね。
もしそういう状況になったら、担当医師は前もってピカチューのお面でもつけてほしいものです。
掃除機って魔の家電かもしれないですねー。
私も気をつけます…。