2005年02月12日

土屋賢二

よその学科にも助手がいる。
ちょうど、よその家の台所にもゴキブリがいるのと同じである。

(棚から哲学 文春文庫)

たったこれだけで、土屋賢二という作家がどんな文を書くのかがわかりますよね。

どみが最近ハマっているのはこの土屋センセイ。お茶大の教授で哲学がご専門。
初めて土屋センセイの名前を知ったのは、森博嗣氏の日記シリーズです。
とにかくおもしろい文、前衛的なジャズピアノを弾くなどなど出てくれば、
気になるぅ〜。
しかもそこに載っていたピアノを弾く後姿が、なんかかっこいいじゃない♪
そんなで買ったのは「汝みずからを笑え」でしたが、

笑いっぱなしだわ、私。

1話が4ページのエッセイ集なので、どこからでも読めます。
エライ先生とは言え、女性(妻を筆頭として、助手、学生など)には頭が上がらないよーな。
女の園で働くセンセイですからね…(同情)。
いろんな問題を正面でかわしてナナメに笑い飛ばしながら、失敗と懺悔の日々を送っておいでのようです。
読めば読むほど戦意喪失、脱力することは間違いありません。

でも、私が気づかない「笑いポイント」がまだ隠れている気がするのです。
それを見つけられるか。。。何だか自分がこの本に試されているような気がするんですね。
こんな文を書けたらいいなぁと思うのですけど。

絶品なのが、アクの強い、まるでガラガラヘビが書いたようなイラスト。
どうやらご本人が書いてるそうですが、一度見たら目に焼きついて離れないスゴイ絵です。
上手とかヘタを超越しています。世界平和にはこれが必要です。

もひとつすごいのが解説(あとがき)です。
既出の助手、森博嗣、柴門ふみを始めとする豪華な顔ぶれの一方で、「棚から哲学」では土屋センセイの御母堂が、「ソクラテスの口説き方」では弟御が執筆されています!(実は土屋センセイが書いてるのではないかと察しますが。^^;)
解説はオマケじゃないんです!最後まで笑い攻撃の手を緩めません。

4167588064汝みずからを笑え
土屋 賢二

文芸春秋 2003-03
売り上げランキング : 86,455

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

posted by どみ at 23:59| 埼玉 ⛄| Comment(7) | TrackBack(1) | 読書・作家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
どみさん、初めまして、こんにちは!
ケイと申します。
私も土屋先生に惚れたファンの一人です。(^^)
私が持っている先生の本は、「簡単に断れない。」と、「紅茶を注文する方法」(文庫)、「ソクラテスの口説き方」(文庫)の三点です。
ときどき先生に本の感想を送ったりして、楽しんでます。(^^)
よかったら、土屋先生のことについて語り合いましょう・・・!!ではでは、これで。
今は、「ソクラテス」を読むのに夢中です!
Posted by ケイ at 2005年04月06日 19:01
ケイさん、いらっしゃいませ。コメントありがとうございます。^^

土屋本、おもしろいですよねー。今でも気分転換に引っ張り出して読んでます。
文春文庫から出ている本はほとんど揃えちゃいましたよ。(古本ですけど。)
でも「われ大いに笑う、ゆえにわれ笑う」 「われ笑う、ゆえにわれあり」の二つは、タイトルがよく似ていますよね。
だから、自分が持っていた本はどちらだったかいつも忘れて、全部揃えられずにいます。^^;

「簡単に断れない。」はまだ文庫化されていませんね。
まだまだたくさん本がでるようなので、これからも楽しみです。

先生からお返事は来ました?(ワクワク)
Posted by どみ at 2005年04月06日 23:07
どみさん、こんにちは!お返事ありがとうございます!!いやぁ〜〜〜、先生の本は、本当におもしろいっ!!それに、あの人は、サービス精神満点ですよねっ!!(^^♪
どみさんは、本の中で、どの話が好きですか??
私は、先生と助手の方のお話と、学生さんや女の人に振り回される話が好きです♡
今は、先生に、週に一回は感想を書いて送っています。えっ!?お返事が来たかですと・・・!?!?それは、先生の公式HPにメールを送るところがありますので、感想などを書いて、アタックしてみてください!(笑)
文春気付けで送っても、届きますよっ!!
私は、メールと手紙、両方書いてますっ!(笑)
ではでは、これで!また、土屋本について、お話しましょう!!
Posted by ケイ at 2005年04月10日 09:53
わぉ♪週一で感想を送られているのですか!
それはそれは恐れ入りました。。。

私も助手の方との舌戦が好きです。
私もこの助手の方くらいアタマのキレる女になりたいと思って読んでます〜。
さきほど「ハム式」のHPを見まして、プロフィールに
「趣味はジャズピアノ。特に得意なフレーズは休符。」
とあるところで、またまたニヤリとしてしまいました。
(o ̄∀ ̄)
Posted by どみ at 2005年04月12日 23:13
どみさん、こんにちはーーー!!
今まで「ケイ」というハンドル・ネームで書いていた立田と申します。
このHPは安全そうなので、本名書きますねーーー!(笑)
今日も、先生にメール送ってきましたよーーー!!「簡単に」の中に登場する「松本峰明(ほうめい)さん」のことについて、書き込んできました!(^^)/
先生は、ジャズピアノをやられるそうですが、私も、どみさんと同じ「休符」にやられてしまいましたっ!(笑)「土屋節」が随所に出ております(笑)。
ちなみに、私もジャズピアノ好きなんですよーーー!!(クラッシックも聴きます。)
最初、ビル・エヴァンスにハマったんですが、いいですねーーー、ジャズ・・・!!
また、ほうめいさんのCDも買ってみようと思います。(^^)
どみさんも、ほうめいさんのHPに遊びに行ってみてくださいっ!楽しいですよっ!(私も最近、書き込みして、お返事をいただきました。)
土屋先生の「マル秘情報」が書かれております(笑)。
ではでは、これで!
ちなみに、ほうめいさんの文章は、なんだか「土屋先生と同じ香り」がします・・・(笑)。
Posted by 立田友香(たつたゆか) at 2005年04月13日 11:02
助手はどこの学科にもいるが、どこの台所にもゴキブリがいるとは限らない。駆除あるいはバスターとかいうヒトが大勢をしめているから、とにかく殺そうと、殺す。助手は殺すわけにはいかないし、のさばっていても駆除できない。
http://www.geocities.jp/sennoya/index.htm
Posted by 千之家 at 2005年06月23日 20:38
どこの学科にもゴキブリがいる。それと同じように、どこの学科にも教官がいる。
この両者は、汚いものに群がるのが好きなこと、体は脂っぽく光っていること、大変横柄でありながら逃げ足が驚くほど速いという点で同格である。

これら生物を一掃できるのは助手の私だけである。
Posted by どみ at 2005年06月24日 01:29
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック

土屋賢二
Excerpt: 土屋賢二 † 【つちや けんじ】 岡山県生まれ 1944/11/26- 土屋賢二 『われ笑う、ゆえにわれあり』 『われ大いに笑う、ゆえにわれ笑う』 『哲学者かく笑えり』..
Weblog: PukiWiki/TrackBack 0.1
Tracked: 2005-08-11 22:47
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。