2005年02月22日

永井明

永井氏の本で初めて読んだのは「あやしい船医、南太平洋をゆく」。
古本屋の本棚で、その明るい色使いの表紙はよく目立っていました。
「あやしい」にも惹かれましたね。(椎名誠のあやしい探検隊シリーズも好きでした。笑)
お船に乗りたいばっかりに、押し入れからホコリをかぶった医師免許を引っ張り出して船医になってしまったという、ペーパードクター・ナガイの酔いどれ(笑)航海記。
この1冊で永井氏のファンになりました。
阿部寛主演でドラマになった「ぼくが医者をやめた理由」の作者、と聞けばご存知の方も多いはず。

昨年12月、新聞の文芸コーナーで永井氏の新刊が取り上げられていました。
今度はどんな本かなと読んで、そこに出ていた言葉に衝撃を受けました。
「永井明 7月に56歳で逝去」 亡くなっていたんですか…。

その新刊は、死の直前まで綴られたという短編のエッセイ集。
明るくユーモアたっぷりのナガイ調はここでも健在でした。
しかし、生きること、死ぬことへの不安や心の揺れも読みとれ、残されたページをめくるのが辛くなってしまうこともありました。
ご本人は医師ですから、自分の将来もよくわかっていたでしょう。

永井氏が永遠の航海に出て、もう半年が過ぎました。

4120035972ただ、ふらふらと―酔いどれドクター最後の日誌
永井 明

中央公論新社 2004-12
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表紙は海を愛した永井氏の、大海原のブルー、でしょうか。
posted by どみ at 23:42| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書・作家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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