2005年07月10日

ボクの音楽武者修行/小澤征爾

バレエな日々のchimiさんの記事を拝見して、この本を思い出しました。

オーケストラに携わったことのある人なら、一度は読んだことがあるかもしれません。
それでなくても、この本は大ロングセラーですよね。
音楽家が書いた本がこれだけ長期に渡って売れ続けているのがすごい。(1961年、26歳で書かれたようです!)今夏も「新潮文庫の100冊」の1冊に挙げられたようです。

日本人が海外に出ることが困難だった時代に、当たって砕けろ式で(砕けてないか…?)海外のコンクールに飛び込んだ、みずみずしい青春エッセイ。(この辺り「のだめカンタービレ」の千秋真一くんとすこし重なる。うふふ。)
この本にはオジャワが当時を「どう生きたか」しか書かれていません。
でもそれだけでいいんです。その若さやエネルギーが私達の心を熱くさせるには充分。
それに私達は様々な方法で「彼が今をどう生きているか」を容易に知ることができる。すばらしいじゃありませんか。

初めて読んだのは高校生の頃で、当時放送されたサイトウ・キネンに密着したドキュメンタリー番組とリンクさせながら夢中になった思い出があります。
音楽でゴハンを食うことに憧れていたあの頃の私も、今じゃ本の中のオジャワより年上になってしまいました。

私が好きな「オジャワ」は、JR錦糸町駅の券売機でタッチパネルと頭上の運賃表をかわるがわるご覧になりながら、小銭を握ったままアタマに?マークを並べて立っておられたオジャワ。(マエストロの後ろは行列。しかし後ろ姿を世界のオジャワと気づいた人はいなかったのでは。。。)
電車に乗り慣れておられないご様子でしたが、あのマエストロもJR総武線に乗ることがあるんだぁ!と知って嬉しくなりましたワタシ。

4101228019ボクの音楽武者修行
小澤 征爾

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「せいじ」を変換すると「征爾」がちゃんと出てくるのがすごい。こんな難しい字なのにね。
posted by どみ at 23:59| 埼玉 🌁| Comment(2) | TrackBack(4) | クラシック音楽の本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
どみさん、トラックバック&コメントをありがとうございました。
実はまだ、読みかけなの。でも、しょっぱなから彼のパワーに圧倒され続けています。若かりし頃の写真を見ると、夢と希望に溢れているのも分かります。
錦糸町のエピソード、楽しいですね〜♪やっぱり、オジャワとか長嶋さんのようなカリスマ性のある天才って、別の部分でも似たものをもっていらっしゃるのね。(長嶋さんが総武線に乗るかは分かりませんが。)
こちらからもトラバさせていただきますね。
Posted by chimi at 2005年07月11日 18:34
chimiさん、コメント&トラバありがとうございます。

> 若かりし頃の写真を見ると、夢と希望に溢れているのも分かります。

そうですよねぇ。やっぱり世界に出て行く人って、いい目をしておられます。
長嶋さんもそうですね。^^
Posted by どみ at 2005年07月11日 23:51
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