2007年07月21日

地震・雷・弦・わたし。

「たいふういっか」が「台風一家」ではないと気付いたのが齢にしていくつだったかは、恥ずかしくて人に言えない。
ハナタレの頃は、台風ともなれば「学校が休みになれー♪」などと過度の祈りを込めたものだが、オトナになるとそんなこともやっていられなくなった。

私が祈りもしないのに猛威を振るった台風4号との出会いは、トキメキもへったくれもなく、前泊地で人づてに聞いた「明日、台風、来るらしいよ」というゆるいものであった。
ま、その時は大して気にならなかった。
「ふーん。」と言ってキュウリでもかじっていた覚えがある。
ま、空路なら欠航があるかもしれないけれど新幹線ならダイジョブだよね、と。
その「明日」とは私の、東海地方から東京方面への移動日であったのだが。

ま、それが甘かったのである。
結果的に、私は暴君4号と共に東京までデートするはめになった。

その日の朝、テレビをつけると画面が何やら騒がしい。
気象情報のテロップが流れ続け、民放までもが台風特番を組んでいる。
「東海道新幹線は一部区間で運転を見合わせています」だったのが、すぐに区間が広がり「復旧の見込みは全くたっておりません」になった。
途中の河川が増水しており、水がひくのにかなり時間がかかるのだという。
あらま、とりあえずは駅に行こう、と思った。
何かいつもと違うことが起きているというわくわくどきどきと共に、正直、困ったなぁという気持ちでもある。翌日はまた東京から北のほうに遠征なのである。

新幹線がダメならハイウェイバスという手がある。
バス会社の窓口へ行くと、バスは動いていると言う。
しかし途中通行止めの区間があり、一般道へ迂回すると。
一般道が通行止めになった場合は、近い駅に着けると。
「近い駅」というのが気にはなったが、結局じっとしていられず、とにかく東京さ行ぐべ!行げなくても近いとこまで行ぐべ!と固く決意し、楽器を抱えて2階建てのバスに乗り込んだ。


途中、天竜川や富士川の見たことの無いほどの濁流を眺めつつ、これじゃ新幹線は動かんわけだと思った。バスにして正解だなと思った。
しかし。ほぼ半日のながーいバス旅を終えて東京駅につくと、
「新幹線のダイヤは復旧し、ほぼ正常に運転しております」。
…あそう!いつの間に。新幹線の方が速かったようね…。



そして次の物言わぬ暴君は翌日にやってきた。

まさに、室内楽の本番中であった。弾いていたのである。
始め、気付かなかった。弾いている間は私の右手と左手は非常に厄介で難儀で面倒な動き(デリケート、とはあえて言わない)をしているので、脳天に金ダライでも落ちてくるか背後の奏者に弓で背中を刺されない限り、気付くはずがないのである。
そんな中で客席がちょっと騒がしいなと気付いた。弾きながらどうしたのかなと思った。

全休符がしばらく続く箇所に行き着いたので、弓を持つ手を下ろした。
すると、誰かが私が座っている椅子を小刻みにゆすっているではないか。
私のすぐ後ろに座っている○○さんだな、私なにか間違ったかしら?と思った。(リピートをすっ飛ばしちゃったかしら?弓順をひっくり返しちゃったかしら?など。)
根がへっぽこなので、このガタガタが「私の演奏に対する最大級の賛辞である」とは決して思えないのである。
何だろう?と思いつつ楽譜から目を離さないでいると、なんと3本足の譜面台が突然踊りだしたではないか。
そこで初めて地震だと気付いた。譜面台を押さえつけた。
大きく幅のあるゆっくりとした横揺れは、何だかイヤな揺れだな、気持ち悪いなと思わせた。
ついに東南海地震が来ただろうか、と。東京の我が家は大丈夫かしら。

終演後、あわててニュース速報を見ると、「甲信越地方で強い揺れ」とあるではないか。
なんだいこっちの方だったんかい!私がいたところは震度4であった。



被災された方にお見舞い申し上げます。
posted by どみ at 13:54| 東京 ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | へっぽこの仕事周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月09日

本当に切れました。

あれは忘れもしない、とあるお祭オケの演奏会のことだ。
私は後ろのほうのプルトでシンフォニーを弾いていた。
3楽章の時に、私の前で弾いているおじさんが演奏中にも関わらずなんとこちらをぐるりと振り返ったのだ。
そして自分の楽器を差し出して口パクで言うではないか。「ゲン、キレチャッタヨ」と。

あぁ、ついに、私にも途中退場のチャンス到来!


説明しよう。
弦楽器の弦は、演奏途中にまれに切れることがあるのだ。
これはもうしょうがないのである。誰が悪いわけでもなく切れる時は切れるのだ。
そんな時は楽器を舞台上や舞台袖の予備楽器に交換するか、切れた弦を張り替えるために一度途中退場しなければならない。
舞台袖に近いところに座っているならさっと出られるが、オーケストラというのは夜祭で売られるヒヨコのように狭いところにひしめきあっているので、中にいると出ようにも出られないのだ。

そこで人は座ったままで、楽器だけが移動することになる。
弦が切れた楽器を後ろの奏者の健康な楽器と交換し、弦が切れた楽器を舞台袖に近いところに座っている人の所へリレーして送るのである。(楽器が帰ってくるまでは他人の楽器を弾くことになる。)


今回私はアンカーの大役を仰せつかったのである。
一度仰せつかってみたかったのである。
だって、自分のところに楽器がまわってくるなんて珍事だもの。

弦がぶら下がったおじさんの楽器を抱えて、わくわくどきどきの一時退場。
袖にひっこんでみると、お祭オケだったせいか(?)予備楽器が用意されておらず、また舞台袖には誰もいなかった。それに驚いた。拍子抜けした。私一人なのである。
「切れちまったでよ〜」なんて鼻歌を歌いながら、弦を交換。
舞台袖で自分がのっている(はずの)本番を聴くのも珍事である。
なかなか良い音じゃないの、もっと褒めてあげなきゃーと誇らしく思ったり、どうせ私がいないからうまいんだわと僻んでみたり、である。

交換後に舞台に入るタイミングはどうしようかなと迷ったが、フォルテシモになるのを待って突入。
わくわくしつつ指揮者とは絶対目を合わせないようにする。
照明さんがスポットライトくれたらどうしようと思ったが、残念ながらそんなサービスはなかった。
自分の席に座り、おじさんを弓でつついて楽器を交換し、イベント終了。この間3分ほど。
あ〜おもしろかった、という感じである。


しかし、珍事は4楽章で再び起きた。
一度集中力を切断されると取り戻すのは難しいなぁと思いつつ弾いていたら、なんとおじさんがまた振り返るではないか。
「デーセン!デーセン!」と口パク。こんどは別の弦が切れたのである。
またかいな!

2回目ともなるとこちらの肝も据わっている。いつでも故障品ウェルカムである。
お客さんも“あそこは何やってんだ”って思ってるんだろうな〜、でもお客さんもよく見ておくがいいわなんて考えつつ退場した時に、すごいことを思いついてしまった。

せっかくこうして一人で出てこられたんだから、茶でも飲んで少しゆっくりしてみようか。
喫茶のおばちゃんの所で「も〜アタシ嫌んなっちゃったァ〜」とか言えばコーヒーくらい出してくれるだろうか。
楽譜の残り1ページになったあたりで戻れば、いいんじゃないか。
最後のジャーンが弾ければ満満足だよなぁ。

その後私がどうしたか、ここではヒミツである。


終演後、私に珍事をプレゼントしてくれたおじさんからは“お詫び”として「宴会いつでもご招待」と、お客さんからの差し入れというところてんセットをもらった。
2度あることは3度あることを期待してます、と私は丁寧にお礼申し上げた。


後日、o\お客様から事務局にこんな苦情が寄せられたという。
「演奏の途中から舞台に入ってきた女性がいたが、自分の演奏会に遅刻するとはどういうことか。」


…遅刻じゃないんです!
posted by どみ at 23:59| 東京 🌁| Comment(13) | TrackBack(0) | へっぽこの仕事周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月20日

芸術の秋と私とパパイヤイリチー

芸術の秋なんてクソクラエである。
へっぽこの手も借りたいほど忙しいこの季節、方々から仕事を引き受けていたら、休みが月1日しかなくなってしまった。(半休のようなものはぽちぽちとあるのだけど。)
帰宅すればぐったりである。かまってくれる犬もここにはいない。
書くのが好きで日々のクールダウンのために続けてきたこのページも、とうとう穴あき状態になってしまった。これが一番悲しい。(パジャマのズボンを裏返しに穿いていることに翌朝まで気づかなかったことよりも。)
こんな怒涛の働き蜂状態が、おそらく第九フィーバーまで続くのである。もう笑うっきゃない。(間寛平氏のように。)


地方巡業の際に、スーパーで見つけた青パパイヤ

papaiya.JPG 青パパイヤは野菜です!

パパイヤってトロピカルな果物という顔の他に、“野菜”という非常に硬派な面もあるのだ。
小笠原や沖縄ではフツーに炒め物として食卓にあがるそうで。
私も小笠原でパパイヤのきんぴらをいただいた。

添えられていたレシピに「カリウムやカロチンを多く含み、消化吸収を助け、疲労を回復する働きがあります。」なんて書かれちゃー、こりゃ私のために売られてるのだわとジコチュー早合点。
巡業先からキャスターバッグに入れてお持ち帰り。

切ってみたら、なんと種なし。えーん。 papaiy3.JPG
状態の良さそうな種があったら育ててやろうと思っていたのになぁ。

太目の千切りにしてアク抜きして、豚バラ肉とニンジンと一緒に炒める。
醤油と塩で仕上げ。

papaiy4.JPG パパイヤイリチー。

野菜のパパイヤって奴は、果物のパパイヤほどアタシアタシ的な自己主張をしてこない。
どちらかというとあなた色に染めて的な、ドンジャラのドラ焼き牌のような野菜のようで、しっかり醤油に染まってくれた。食感は瓜に近いかんじ。


最近はスーパーマーケットで「カルシウム!」「食物繊維!」「ビタミン!」などと心の中で呪文を唱えながらお買い物するようになった。
ココロもカラダもオトナになったということでありましょう。(誰ですか老化とか言ってるのは。)

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2006年10月08日

就職活動をしています

私じゃなくて、私の友人がである。

長いこと留学していた管楽器奏者の友人が、ついに本帰国した。
再会の場所は母校の学食である。
お互いもういい歳なのにこっそり学生に混ざりつつ、300円のランチを「こんな味だったっけか」なんてブツクサ言いながらの近況報告会になった。

彼女がドイツに渡ったのは大学を出た直後のことだった。
モラトリアムモラトリアムな時を過ごしていたへっぽこ達をよそにさっと海を渡った時はずいぶんまぶしく見えたものだが、帰国したならば彼女は立派なウラシマである。
あそこにあったはずの楽器店が無くなっていたとこぼし、日本のバスの運転手はとても不親切だと嘆き、若い人達はどうしてあんなに着飾っているのと首をかしげる。
話してみればのだめも電車男も知らないのだ。
最近新しく知った日本語(?)は「ニート」だそうで、帰国したてで特に職があるわけでもない自身を“このままではニートになってしまう”と言う。
母校で再会したのは、求人情報やオーディション情報、コンクール案内の大閲覧会を2人でやるためである。

しかし。
10月に入れば募集は少なくなるばかり。
オーケストラでも彼女の楽器に空席はなかった。
残念ながらめぼしい情報は見あたらなかったので、へっぽこ社会人の先輩として彼女に2つだけ伝えた。

●仕事のことを「バイト」なんて言わないこと!
●帰国してたった3日で彼氏をこさえてしまう君なら、永久就職も夢じゃないぞ!

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2006年09月18日

僕の行きつく先は

sunt.JPG



                      穴という穴から僕が出て船へ    村井和一







赤坂鳥井城の穴より






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2006年08月31日

とある“曲おり”の日

オーケストラで協奏曲などを演奏する時には、大勢で舞台に陣取っている弦楽器各パートの人数を少し減らすことが多い。
1人で戦場に来たソリストに手加減してやるためである。嘘である。ソリストの音をオケが押しつぶさないための人数調整である。決してリストラじゃないよ。
ここで出番を降りることを「おり」「曲おり」などと言う。


もうだいぶ前のことだが、とある公演で私に曲おりのチャンスが巡ってきた。
午前にゲネプロをやったあとに午後に2公演。
私の出番はシンフォニーだけになったので、ゲネ後にはなんと計5時間もの空き時間。
皆が働いて(弾いて)いる間に、選ばれし“曲おり組”は自分の出番が来るまで堂々とお休みできるのだ。なんてすばらしい。


さぁ、この楽しい時間をどう過ごすか。

5時間というと、南東北の実家に帰って茶をすすって犬の散歩もできるくらいの時間である。
1本目の本番などは、実家の電話口でテキトーに演奏して電話中継で舞台にお届けしておけばよい。
誰かが私の席に、私代わりのケータイを置いてくれるだろう。
2本目開演までにホールに帰ってくれば絶対バレないはずだ。という名案は決して口に出さないでおく。

お休み時間に入って最初にしたことは、腹ごしらえであった。
がら空きの楽屋で、ゲネの様子をモニター越しに眺めながら友人と静かな昼食。

「ソリスト、調子良さそうだねー。」
「私たちが舞台に乗っていないからじゃない?」
「そうかもねー。舞台に美人がいちゃ演奏にお邪魔よねー。」
「そうよねーおほほ。」


そんな幸せな会話をするくらいヒマなのだ。
昼食後はすることが何もないので、友人は完全読書体制。
私はじっとしていると体が寝て弾けなくなるので、ホール周辺をのんびり散歩に出る。
紅茶屋を覗き、公園をぶらぶらして樹を眺め、芝生がきれいな学校をうろうろしていると1公演目の開場時間になった。
いらっしゃったお客様に混ざってぞろぞろとホール正面玄関から入り、かわいいレセプショニストさんから「いらっしゃいませ」なんて言われたりする。
「ちゃんと帰ってまいりましたよ」と心の中からごあいさつする。
このまま客席まで行ってレセプショニストの椅子席にこっそり座ってシンフォニーも聴いちゃおうか、なんて壮大な妄想が浮かんだが、それはトイレで流してstaff onlyのドアを抜けた。
舞台の様子をモニターで見ながらゆっくり着替えて、そして、やっと出番のシンフォニーをこなして、またヒマになった。
「あーあ、またイチからやり直しかぁ。。」


さぁ、この時間をどう過ごすか。後半戦である。
散歩はもう飽きた。途中出場だけど舞台で1戦やったしちょっと疲れた。
リターンマッチのための体力は温存しなければならない。
ここでもう一度お外に出て楽しいことをするのが楽隊のあるまじき姿(例・セグウェイに乗ってみるとか美容院に行くとか100万円の買い物をしてみるとか)なのだが、へっぽこはがら空きのおうちの中にとどまった。
友人はまだ本を読んでいる。たぶん目を開けて寝ているのだ。

財布の整理整頓で期限切れのポイントカードは捨てたし、イスをどけて床で柔軟体操もした。
ほつれた黒スカートの裾も繕ったし、この日2度目のお弁当も食べたし。
そこまで済んだら、あとは顔と髪をいじるだけだ。
友人も読書の眠りから覚めて「どんどん化粧が濃くなるよねぇ」なんて言いながら、土台から作り上げていく。
塗れるものはすべて塗り、眉毛を抜いていく。
顔そり器持参でウィィーンとやっている賢者もいた。正直なところ「あ、それ賢い」と思った。
そして、抜くのはあとは鼻毛だけになったなぁという頃に、やっとシンフォニーの出番が来た。
なんだか顔が疲れてきていた。


お客様。
シンフォニーだけの出番の楽員を見つけたら、よーく顔を見てください。特に複数公演ある日。
女性は異様に化粧が濃くて疲れた顔をし、男性は顔を赤提灯にして疲れているに違いありません。
2公演ある時は1本目をお聴きになることをおすすめします。


posted by どみ at 23:59| 東京 ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | へっぽこの仕事周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月19日

松脂を整形してみる

また、松脂を床に落としました。
 
matuyani8191.JPG ぱりーんと、こなごな…。

私が落とした瞬間をもし、スポ根モノで再現するなら、

照明が暗転して私にスポットライトが当たってBGMはアランフェス、「あぁ、私の右手は松脂さえ持てなくなってしまった…(ナレーション岸田今日子)。」となるはずですが、実際はそうではなく、単なるいつものおっちょこちょいで落としただけです。

この松脂はもう10年くらい使い続けているもので、何種類か併用している中でもお気に入りのものでした。
これまでに何度も何度も何度も何度も何度も落としたりすっとばしたりしてきましたが、ここまで粉砕してしまうとねぇ…。おいしそうなのになー。(ヲイ)


松脂は食えません。
でも再生することができます。お遊びがてら初めてチャレンジ。

その壱
アルミホイルに包んで、湯が浸入しないよう気遣いながら鍋で煮る。

matuyani8192.JPG その弐
沸騰した中に5分くらい置けば、こんなふうに練り飴のようにやわらか〜くなる。
熱いうちに指で整形。あちちあちち。固まるのはかなり早いのでささっと。

その参。 matuyani8193.JPG
固まる前に、布にぎゅっと押しつけて接着。
布に松脂の破片がまだ残っていたらそれを土台にしてまた整形。(土台はドライヤーで温めて表面を少しべたつかせておくと良し。)
あとは冷めて固化するのを鍋でも洗いながら待つ。

matuyani8194.JPG その四。再生。布にくっつきました。
アルミホイルを丁寧にはがして、ごつごつの面があったら革布やふきんで軽く磨く。(弓の毛を傷つけないために。)


熱湯に入れたことによって、いくらか成分に変化があったかもしれません。不純物も入っただろうし。
でも再生品を使ってみて、使いごこちや弾きごこちは特に変化はないみたい。(気づかなかっただけかなぁ?)
ひび割れ程度なら、煮なくてもドライヤーで充分。


松脂よ。お互い歳をとったな。
http://domis.seesaa.net/article/3197553.html
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2006年07月20日

楽器の健康診断に行く

少し時間ができたので、楽器の健康診断に行きました。

芸事に従事する人にとって、商売道具のお手入れや調整は欠かせないものです。
自分でできることは自分でやり、できないことは信頼できるリペアマンに任せるわけです。
弦楽器は木でできていますから、しなったりひび割れたりすることもあるわけで。
商売道具を大事にしない人はプロに非ず、と言えるでしょう。


まぁそうなんだけどさぁー。

私はほんっとにメンドクサガリッシモ、しかもセンプレモノグサで。
音や弾きごこちに違和感のある箇所はなかったのですが、もう○年も診てもらっていないからそろそろ悪い所があるんじゃないかと思って(誰かハリセンで殴ってください)、重いオケツを上げて工房にお邪魔したのでした。

リペアマンのおじさんと「何年ぶり〜?」という会話を交わし、早速楽器ケースを御開帳。
私の楽器をじっと見つめてコンコンと軽く何度も叩いたりf字を覗いたり。
こちらは虫歯が何本あったか告知されるような気分で身を硬くしていたら、おじさん一言。
「どこも何ともないですねー」ですと。
あらなんだ、良かったわ。

「それだけ使っていればどこか直すところがあるはずなんですけどねぇ、じつにこの楽器は丈夫ですねぇ、きれいに使ってますしねぇ…。」と。
そのあとに“まるで弾いていないみたいじゃないですか”とは言っていなかったはず。

駒をほんの少し削ってもらって、おじさんとタナゴの話をして、帰り際にかわいいおみやげをもらいました。

ラーセンの書き込みセット。 lase.JPG
えんぴつとクリップをひもで繋いだだけ、じつに原始的。
消しゴムも繋いでみようか。ペンケースの巾着はかわいいな。

thomamemo.JPG トマスティークのメモ帳
弦とモーツァルトが見えます。弦を値上げしてくれたハライセに鼻毛書いたろか。

同じくトマのペンギンキーホルダー。 thomapen.JPG
小冊子に気になる文面が。
「The absolute pitch of the penguin.」「The penguin with the perfect pitch.」ですってよ。
すべてをざっと要約してみると、“うかうかしているとペンギンにオーケストラをのっとられますよ”ということらしい。(嘘)
posted by どみ at 23:59| 東京 ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | へっぽこの仕事周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月03日

メイクレッスンに励んでいます

最近の私はメイクレッスンに余念が無い。

ファンデーションやコンシーラーを数種類揃えて、自分の肌に合うカラーを熱心に研究している。
どれをブレンドするとどんなカラーになるのか、データ取得もかかせない。
メイクにこんなに夢中になったのは初めてだ。


このメイクレッスン、実はお顔ではないのだ。
なのである。


沖縄のシーカヤックツアーの際に、日焼け止めを塗り忘れたのである。
ちゃんと塗ってカバーした下腕(塗ってもうっすら焼けて茶色)、塗り忘れて真っ黒の肘とその周辺、着ていた五分袖に隠れて全く日焼けしていない白い上腕の3色がちゃんと整列している。
肘周辺は盲点だった。


ヤバイことに、お仕事で着る衣装が全員おそろTシャツに指定されている日が近々やってくるのだ。
この袖が沖縄で着ていた五分袖より短いのが問題なのだ。
少し長ければ“日焼けした腕”で済むのだが、短いと白い部分もオープンになりトリプルパワー全開。
茶黒白のモルモットカラーは明らかに目立つ。客席からも見え見えなことだろう。
そのピンチに追い討ちをかけるように、お仕事にはテレビか何かの録画部隊が来襲する。
すなわち、私のモルモットカラーが記録に残ってしまう可能性があるのだ。
ピンスポットライトなんか浴びちゃったらどうしよう。(これまで浴びたことはない)
視聴者がテレビ局に「3色の腕の人が弾いていません。遊びすぎではないですか」なんて通報した日には、ボスが私に「君、トムヤムクンが好きだったよねぇ、タイでボーヤのポストが空いているんだけど行ってみないかね」と言うに違いない。そんなのイヤだ。

そういう理由で、メイクレッスンに必死なのである。


「あんまり気にすることはないよ〜」と仲間は言ってくれたが、その目は大爆笑だ。
指揮者にも笑われた。「日焼けしているようには見えないよ?」と言っていたが、そりゃ薄暗い舞台裏で見たらそうだろうに。


悲しいことに、カバー力のあるファンデーションを調達する資金が不足している。
もっと悲しいことに、どんなにメイクレッスンに励んでも黒を白にするのは非常に困難だ、限界があるということがだんだんわかってきた。
更に、日焼けが落ち着いたせいか、皮がぺりぺりと剥けてきた。
黒いだけでなく見苦しくなってきた。



タイでボーヤ修行の日は近いかもしれない。
posted by どみ at 23:59| 東京 🌁| Comment(4) | TrackBack(0) | へっぽこの仕事周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月28日

写譜ペン

cro2.JPG 久しぶりに写譜ペンを取り出しました。

デモテープを耳コピして楽譜にしないままテキトーに弾いていた曲(それも仕事です)を、私の引越しにあたり後任のかたに託すことになりました。
デモテープの行方がわからず、かと言って後任のかたに丸投げするのもかわいそうなので音を紙に起こすことになった次第。

syafu.JPG

もう10年近く使いこんだ写譜ペン。
ペン先が老化してシャープな書き味も衰えましたが、このペンを手にすると写譜魂が燃え上がります。
正座をして精神統一のあとは片ひざを立てて腕まくりをし、口に含んだ清酒をブハーと五線紙の上に吹きたくなります。

「6月中頃には楽譜にして渡すね〜」なんて言ってしまったわりにはのんびりしてしまい、最終手渡し日に超特急で書いたので譜ヅラもやや荒。
臨時記号や親切シャープや親切ナチュラルが抜けていないかの最終チェックを本人の前でやってしまうという醜態をさらしてしまいました。
この楽譜が受け継がれていくのかと思うと、もう少し清酒を吹いて気合を入れておけばよかったと後悔しました。

FinaleやAllegroといった便利で楽しいデジものも浸透しつつありますが、紙の手触りやペンの書き味が好きなアナログ娘にはこれがよいおもちゃになっています。
額縁に入れてインテリアにでもなるような楽譜をこのペンで書けるようになりたいものです。 
posted by どみ at 23:59| 東京 🌁| Comment(5) | TrackBack(0) | へっぽこの仕事周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月21日

音楽家に50の質問

「音楽家」っていうのはヒジョーにヤクザな商売で、その実力を保証する資格というものがないわけです。
よってあなたもわたしも、名乗れば音楽家。
カラオケ講師も世界を駆け巡るソリストも山の音楽家もへっぽこ娘もみな音楽家。
ということで、私も音楽家を名乗ってみました。(笑)
引越し記念につきプロフに追加。


Q01 まずは名前(ハンドルネーム)を教えてください。
 どみです。

Q02 その由来はなんでしょう?
 適当にはもってみました。

Q03 出身地はどこですか?
 彩の国です。ださいたまと言われるところです。

Q04 現在の身分は?
 へっぽこです。

Q05 趣味はなんでしょう?(音楽以外)
 旅。育てている植物のお世話。ぶらぶらドライブ。

Q06 休日は主にどう過ごしてますか?
 上に同じ。

Q07 心を落ち着かせるのに最適な飲み物は何でしょう?
 アッサムのホットミルクティー。スパイスたっぷりのチャイ。
 コーヒーは酔っぱらうからダメ。仕事前に飲むなら酒のほうがマシ。

Q08 愛読書はなんですか?
 のだめカンタービレ。(笑)

Q09 部屋は綺麗なほうですか?
 綺麗に散らかっています。
 
Q10 野菜好きですか?肉好きですか?
 両方好き。

Q11 服装には気を遣う方ですか?
 気を遣ってるつもりですが。
 シンプル好きで流行を気にしません。

Q12 自分が大事にしているものを一つ教えてください。
 えーなんだろ、心の奥に潜むツッパリハート?(笑)

Q13 時間にはうるさいほうですか?
 他人に厳しく自分に甘い。

Q14 最近のハマりは?
 うちの犬のぶさいく顔。

Q15 スポーツは何が得意?
 犬の散歩。走る走る…。
 
Q16 歴史上の人物に一回会えるとしたら誰に会いますか?理由は?
 ベートーヴェン。
 7番2楽章でTrp.のパート譜、書き間違いませんでしたか?

Q17 日本以外の国に住むとしたら、どこですか?
 南極!昭和基地!仕事として行きたい。(絶対ムリ)

Q18 パソコンはいつ頃からやっていますか?インターネットは?
 今世紀幕開けの頃から。ネットも同じく。

Q19 チャットで性別を間違われたことはありますか?
 少なくとも偽ったことはありません。

Q20 酒、タバコはお好きですか?
 酒はとっても好きですが、タバコはねぇ。
 タバコが嫌いなんじゃなくて、タバコの煙が嫌いです。

Q21 音楽を本格的に始めたきっかけはなんですか?
 なんだろう?あまり深く考えなかった。流れのままに。

Q22 現在やっている楽器は?何年ぐらいやってますか?
 弦だけど、詳しくはひみつ。

Q23 死ぬまでに一度はチャレンジしたい楽器は?
 パイプオルガン!チャレンジするだけではなく、ちゃんと習いたい。
 今でもチャンスを窺ってます。

Q24 主に携わっている音楽のジャンルは?
 クラシック。

Q25 自分を楽器に例えると・・?
 楽器じゃなくて楽譜係。(笑)

Q26 尊敬する音楽家(演奏家、作曲家等)は誰ですか?
 坂本教授。

Q27 カラオケで必ず歌う曲は?
 カラオケが苦手。歌うくらいなら弾いたほうがよい。

Q28 五線譜?コード譜?タブ譜?
 五線譜。ト音記号、ヘ音記号、ハ音記号が読めます。

Q29 とりあえずオススメの曲を3つほど教えて下さい。理由は?
 心の中にしまっておきます。

Q30 カレ(orカノジョ)のために演奏したことはありますか?その曲は?
 あり。その演奏が失敗して大変なことになりました。(実話)

Q31 「この曲だけはちょっと許せない」というのはありますか?
 家電話の保留音ってへんなの多いよね。コードめちゃくちゃ。
 
Q32 最近、頭から離れない曲はありますか?
 ドコモダケのCM。耳にこびりつくの。
 ♪やったたやった メールが打ち放題〜

Q33 ネット上での音楽ファイル形式(mid、mp3など)で特に注目しているものは?
 なし。ネットで音楽をいじらないので。

Q34 日本の音楽業界についてどう思いますか?
 寺内貫太郎氏次第ではないでしょうか。

Q35 好きな調、多用する調はなんでしょう?理由は?
 好きなのはD durとG dur。弾きやすいから。多用してくれ。

Q36 おすすめのコード(和声)進行は?
 えーっなにそれ!?

Q37 音楽で食べていく自信はありますか?
 ありません。(爆) 

Q38 自分の出身校の校歌を覚えてますか?どんな曲?
 幼稚園と小学校の校歌は覚えているけど、
 中学の校歌を思い出して頭でなぞっていたら、途中からラジオ体操の歌(♪あーたーらしーい朝が来た)になっちゃった。

Q39 最近行ったコンサート(又はライブ)を教えてください。
 行ったっけ?

Q40 絶対音感、相対音感?
 絶対音感。

Q41 何か資格は持ってますか?
 なわとび検定超級。

Q42 音楽関係の機材はどんなの持ってますか?
 機材?自分の音を録音するMDくらい。

Q43 ソフトは何か使ってますか?
 なーんもなーんも。音楽ではアナログ派なので。

Q44 音楽をやっていて本当に良かったと思える瞬間は?
 家族や友人を演奏会に招待できたとき。
 
Q45 おすすめの音楽映画は?
 「オーケストラの少女」とか良かったよ。
 話は単純だけどディアナ・ダービンの歌がすごくいいの。

Q46 いきつけの音楽サイトはどこでしょう?
 なし。

Q47 おすすめのCDをあげてください。
 おすすめされてみたいです。

Q48 日々、怠らない鍛錬はしてますか?どんなことですか?
 水汲み、雑巾がけ、薪割り、なぎなた。(嘘)

Q49 音楽家にとって、一番大事なことはなんだと思いますか?
 チコクしないこと。本番をすっぽかさないこと。

Q50 最後です。あなたにとって音楽とは?
 水みたいなものです。


音楽ネタで50問って、重い。

お題はコチラからいただきました。
お答えになりたい方はどうぞ♪
http://eg.kiy.jp/
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2006年04月23日

怒涛の緊急ハシゴ公演

買い物中に、仕事のボスから電話がかかってきた。
午前中に電話がかかってくるというのはろくなことがないんだよなぁと思いつつ出ると、いきなり「今どこ?」とおっしゃる。

 私 「もう家を出てますけど…」
 ボ 「随分早いねー!どのへん?」
 私 「まだ地元です、車でゆっくり買い物してから出勤しようと思って。」
 ボ 「じゃあ楽器持ってるよね?あのさ〜…」


ボス曰く、さいたま市での室内楽の本番に出るプレーヤーの一人が大遅刻するらしく、本番にすら間に合わないのだと言う。
事務局が代理で行けそうな面々を必死に探し出して電話をかけまくり、初めに通じたのが私だったらしい。

 ボ 「ということで今からさいたま市に急行してください。」
 私 「えー!今からじゃ開演に間に合いませんよ!それに私午後は信越行きなんですよ?そっちに向かったら信越も間に合わないんじゃ…。」
 ボ 「なんとかするからさぁ、とりあえず最寄駅まで行き指示を待て。」
 私 「………。」


駅のコイン駐車場に車を停めると再び電話がきた。

 ボ 「今からタクシーに乗って高速道路を走ってもらいます。」
 私 「えーっさいたま市まで?それで間に合うんですか?」
 ボ 「運転手さんに急げって言ってね。」

 
運転手氏に事情を話すと一瞬怪訝そうな顔をしたが、無線で会場への最短ルートを確認しながらすっとばしてくれた。

 私 「あの、曲は何ですか?」
 ボ 「定番ばかりだから大丈夫!」
 私 「あの、衣装を持ってないけど…」
 ボ 「あなたは化粧だけバッチリしとけばいい!」


タクシーが会場に到着したのは、ちょうど開演時刻だった。
スタッフに付き添われて駆け足で裏口から入ると、ステマネらしき方が「2分押しで始めます」とおっしゃる。今から2分で着替えて楽器持てってことかい!
着ている洋服の上から黒いワンピースをすっぽり被せられ楽器を抱えて舞台袖に行くと、他のプレーヤーは舞台に出て着席するところだった。こ、これは間に合った?
一番最後に席に着くと、隣のおねえさんが私を見てニヤリと笑った。「おつかれ〜。」


怒涛の本番を終えると、今度はスタッフが「タクシーを呼んだから駅まで急行して」とおっしゃる。
あわてて楽器をしまいワンピースを脱ぎ捨ててタクシーに乗り込むと、ボスから電話。

 ボ「お疲れ様でした。大宮駅から新幹線に乗ってね」
 私「あの…これで信越は間に合うんですか?」
 ボ「大丈夫でーす!おめでとうございまーす!」
 私「………。」


まことにめでたく奇跡的に、信越のほうも間に合った。
ゲネの席につくと、隣の席のおじさんが私を見てニヤリと笑った。「おつかれ〜。」
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2006年04月14日

楽器可賃貸物件見聞

お江戸で新居探しも終盤。
自分が住む家というものが、だんだんと姿を現してきたのでした。


楽器可物件でもどの楽器も可というわけではない。

 「ただし金管・打楽器不可」というのはよく見かけた。
 まぁ、いろんな楽器の中でもこの2つは確かににぎやかだわ。私も隣の部屋の住人がこの2つでないことを祈ってしまう。(ちなみに知り合いの打楽器奏者は“打楽器奏者専用一戸建て賃貸物件”に住んでいる。入居者は打楽器奏者に限るという。)
 ピアノ持ち込み可でも、アップライト可グランド不可であったり。
 声楽可弦楽器不可なんて物件も。大家さんの主観なのだろうけれど、弦のほうがよっぽど静かでっせ〜。


楽器可だからといって防音物件とは限らない。

 結局は“ウルサイのはお互い様”だから、ということみたい。物件の多い音大周辺はそういうのが多かった。
 通常より厚い壁や二重サッシで防音仕様の物件もあるけれど、そういう所はやはりちょいと家賃がお高くなるのでした。
 それでも完全防音というのは無理な話で「上からも隣からも練習する音が聞こえてきてね、まるで学校の練習室に住んでるみたいだよ」とは友人の弁。結局はお互い様っていうことらしい。
 音出し時間は午前9時〜午後9時または午後10時と決められている所が多し。
 でもこれも「いちおーね」みたいなもので、これ以外の時間はミュートをつけましょうや、でも真夜中は音だしやめようねという意味合いらしい。(友人談)
 確かに、弦なら金属ミュートをつければテレビのボリュームくらい(ちょっとうるさいなぁというくらい)には下がるので、周りの様子を窺いながら私も弾くつもり。(笑)

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2006年04月03日

失恋したようです

私じゃなくて、松脂が。

matuyaniheart.JPG つやつやハート、まっぷたつ。

あぁかわいそうに。乾燥した空気のせいで、愛までも乾燥してしまったのでしょう。
しかし彼女(←松脂)はこんな姿になった今も、何も語ろうとしません。よほどつらいのでしょう。

ここまで割れてしまうと、もはや修復不可能。
楽弓でそっと撫でてやることしかできません。


ところで。
約1年前に彼女が私に発した、忘れられない一言があります。

     おねえさんの将来が案じられるわ。(クスッ)





約1年前、あたし松脂ハート型。
http://domis.seesaa.net/article/3213896.html
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2006年03月14日

チェリストの車

チェリストの友人が「軽自動車を買いたい」というので、仕事帰りに試乗に付き合ってきました。

友人曰く「後部座席を収納せずにチェロが入るか」が第一関門なわけです。
2人でそれぞれ楽器を抱えてまず三菱のお店に行くと、「それわなんの楽器ですか?」とスタッフさんは興味津々。
普段は「背後霊です」「甲羅です」と軽く流しているのですが、今日ばかりはウソっ子ついているわけにはいきません。


三菱の  (アイ)。
mituai.JPG 近未来的デザイン!

チェロは無事収容。
走ってみるとターボエンジンだとかで、軽でもなかなかのパワー。
エンジン音もかなり静かでした。

軽自動車でもバカにされないデザインが素敵。
内装も近未来的。

後部座席はこんな感じ。 mituaivc.JPG 


実は他メーカーの軽自動車にも試乗したのですが、結果としてiがますます魅力的に感じられてしまうだけでした。
さすが、三菱が「軽自動車に革命を!」と謳うだけのことはあるわ。

しかしお値段も革命的。
普通乗用車も買えてしまうくらいの、立派なお値段。

友人、鼻息を荒くして
それでも私は金で愛を買う!」。


おあとがよろしいようで。
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2006年02月26日

電子譜面

ホラ吹きトトロさんのページで発見。

楽譜もIT化 足でスイッチ「電子譜面」を開発 2006年02月24,asahi.com
http://www.asahi.com/business/update/0224/142.html

譜面台の紙の楽譜の代わりに17インチの液晶モニターが載る「電子譜面」を東芝プラントシステムが開発。
足でスイッチを押すと画面上の譜面がめくれるため演奏に集中できる。
音符を追って音も出せる。プロ向けのほか、音楽教室や教育現場での導入もめざすという。
無線LANで楽譜を取り込めるなど多機能で、50台3000万円ほど。「カラオケのクラシック版と思ってもらえれば」



2本足で立つロボットがオーケストラを指揮したりトランペットを吹いちゃったりする昨今ですよ。
電子譜面台の登場も当然の流れでございます。

もう何年も前から“自動譜めくり機付き譜面台開発”とか“液晶譜面台製品化”“試験導入”という話はよく出ていたのです。
でも、いつになってもオケの現場にはモノがやってきませんね。


  >足でスイッチを押すと画面上の譜面がめくれるため演奏に集中できる。

それは大きなメリットだわね。
弦楽器奏者は両手に楽器を持っているので、譜面をめくる数秒だけどうしても音が途切れてしまう。
弦は2人1組(プルト)で1本の譜面台を使うので、めくる時に全く音が無くなってしまうということはないけれど。
全員の音が途切れないのだから、この電子譜面はいいかもねー。
でも譜めくりのほんの数秒が、緊張の中でのほっとひと息つく瞬間になっているのも事実なんだけどねー。私だけか。あはーん。

あ、でも、“電子”を名乗るなら足元の譜めくりスイッチなんていらないじゃん。
スイッチなくても自動でページめくれるようにしてよ。

TACETの時はテレビが見られるといいな。「おっ、どうぶつ奇想天外!やってるよ〜」「阪神はどんな調子かな」なんてね。
チャンネル権争奪で沈黙の争いは必至、弦は。

あそうそう、ボウイングの書き込みとかどうするんだろ。タッチペンとか?一度使ってみたいなぁ。

でもね、私は液晶よりものほうが好きだな。手触りとかにおいとか。
ページをめくる部分の汚れ、ヨレとか製本のほつれとか、先人が残してきたものに(例え汚れであっても)触れるのがいいな。
液晶、目が疲れそうだよ。


  >音符を追って音も出せる。

それじゃー私ら必要ないかもねー。
「本日4プルト以降は空席ですが譜面台が演奏いたします。」いやーん。
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2006年01月29日

お仕事休憩中カメラ

gakuya4.JPG こんにちは。
今日は良いお天気なので、本番をすっぽかしてここから楽園に逃亡します。
ウソです。ホールの周りをちょっと散歩しに行くだけです。


空がとても高い。 kigi2.JPG
木々の隙間から見上げる冬の空が好きなのです。


take3.JPG 背筋が伸びるなぁ。


これも竹。この季節でも青々と。 take.JPG 
いくつかかがまとまって1本の大木のよう。


jyouya.JPG 往時は繁栄の象徴だったのでしょう。
「常夜燈」って、その漢字がいいな。道行く人々の心に灯を。


神社に行き当たりました。 omikuji3.JPG
100円でおみくじを引いてきました。
「恋愛」「転居」「縁談」などの項目を見て「あーあ、やっぱりね」という感じです。(笑)
月かげの 山のは近く かたむけば ほのぼのしらむ 東のそら 誰の歌?


gakuya3.JPG ちゃんと帰ってきました。
日が傾き始めていました。

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2006年01月22日

最強製本グッズ

seihonsaikyo.JPG 楽譜の製本はお好き?

室内楽や貸し譜の楽譜はコピー譜でもらうことが多い。
こういうのはたいていバラバラで、クリップか何かで隅が留めてあるだけだ。
そこで製本グッズの登場。
製本大好き。ページ数が多いほどやる気が出る。マーラー上等。ブルックナー最高。
屏風のようにつなげて貼り合わせて、最後に背表紙をシワもヨレもなくきちっと綴じられた時は快感だ。譜読みまでした気になれる。(笑)


製本テープ。
職場からかっぱらってくるのだが、おそらくここで販売されている商品と同じであろう。
中村音楽工房さんのページ。http://ongakukoubou.net/bindwashi.html

ウィーン・フィルでもご用達だとか。(笑)
和紙テープというのか、いい名前だなぁ。
テープ自体はとても薄いのだが、かなり丈夫で接着力も強い。
紙と一体化して見た目もきれい。オススメ。
難点は剥離紙からはがすのが面倒なところと、その薄さゆえ、はがした瞬間にねじれやすくてテープ自体がくっついてしまうところ。


消えいろPIT
我が愛する最強のスティックのり。水のりと違ってしわにならないのがいいところ。
のりの色はブルーだが乾くと(数秒で)透明になるので、色で確認しながら塗れる。
はみ出したり塗り忘れたりすることなくとても便利。
それと、のりで紙の補強ができる。B4やそれより大きいサイズの楽譜でも、しっかり譜面台に立つんだよね。自立も可。

seihon.JPG 安さと使いやすさならコレ。

ニットーテープ、12_幅で100円くらい。
もともとは美術で使うマスキングテープらしいので、間違って貼ってしまってもすぐ剥がせる。
軽くて小さいので、いつも楽器ケースに一つ入ってる。
難点はわずかに臭い(化学臭)があることと、耐久性に欠けるところ。
数年でキバミ、シミ、10年でべとべと。あぁ。
私が高校生(だからもう10年も前だってば)の時に製本した楽譜は、それはそれは無惨な姿になっている。
(そうなると和紙テープの10年後も気になるが、まぁそれは未来の話さ。笑)
特に大切な楽譜の製本にはオススメできないが、仮止めとしては良し。
製本専用テープではないので日常での用途も広い。
指でちぎれてお手軽に使えるから、ついついまとめ買いしちゃうんだよね。これも良い。
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2006年01月16日

チェンバロ弾いた

母校へ行く用事があったので、そのついでにレッスン室でも借りて楽器の練習をしよう、と思ったのです。
久しぶりに部屋にこもって弾きたかったのと、グランドピアノのバカっ弾きもしたいな〜というのもあり。
部屋貸し出し係からカギをもらってレッスン室に入ったら、グランドピアノの他になんともう一台、チェンバロがあるではないですか。

チャーンス!!(゚∀゚)


これは良い部屋に当たったわ。
見たら弾かずにはいられない。触るのは初めてなのです。
フタをそっと開けてCEGCの和音を弾いてみると、じつに清涼感のある音が。
目の前ですーっと音が空気に溶けていく感じで、繊細で愛らしい。

ピアノは鍵盤と直結したハンマーで弦を叩いて発音するけれど、チェンバロはハンマーじゃなくて爪。(見たところ金属のようだった。)
爪で弦をひっかいて発音するので、強く打鍵しても弱く打鍵しても出てくる音の大きさや音色は変わらない。
これでヴィヴァルディとかバッハとか、ちゃんと弾けたらいいだろうなぁ。
パイプオルガンの骨太な立ち上がりの音も好きだけど、こういう繊細で近くで鳴る音もステキ。
自分の楽器の練習どころか、チェンバロに心を奪われてしまった1日でした。


こちらで視聴できます。“baroken 古楽試聴室”
http://www.baroken.com/instruments/harpsichord.html






初めこれはチェンバロかな?ハープシコードかな?クラブサンかな?と思っていたのですが、お国で呼び方が違うだけで、楽器は同じみたいね〜。

ピアノのハンマーに画鋲を刺して弾いてみると、チェンバロのような音がします。(笑)
勇気のあるかたはお試し下さい。
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2005年12月29日

2005年をカテゴリで振り返る<へっぽこの仕事周辺>

iモード オケ
毎年のことだけど、緩いベルトコンベアに乗っかるみたいにダラダラ弾いてた。

練習の時に指揮者が振る指揮棒が手からすっぽ抜けて、こちらに飛んできたのが1回。(もしかして狙ってた?笑)避けたのでセーフ。
本番中に弦が切れたのがパート内で1回。
指揮者が自分のスコア(茶ばんでぼろぼろ)の譜めくりの時、ページが解けて紙がこちらまで飛んできたのが2回。

iモード アマオケ
私が一番楽しんでいる仕事、アマオケのお手伝い。
今年もいくつかのアマオケにお邪魔したが、何と言っても打ち上げの宴会がめちゃくちゃ楽しい。人数の多い団体ほど激しく盛り上がるみたい。
へっぽこ演奏家にとっては、全う且つ健全な社会人の皆様とお話できる数少ないチャンスなのだ。(少なくとも演奏家はヤクザな商売だ。健全じゃない。)
宴会目当てにお邪魔したと言っても過言ではないよ。(笑)

iモード 室内楽やら何やら
クラシック以外の楽譜を揃える(揃えてもらう)のがいつも大変だった。
依頼者のほうからチェロとピアノのデュオ譜20曲くらいを渡されて「これを弦楽三重奏(Vn.+Va.+Vc.)で弾いてください」と本番3日前に言われた時には奏者3人で謀反でも起こしてやろうかと思ったが、本番当日に運良く同じ曲で弦楽四重奏の楽譜を入手。
Va.奏者が2nd.Vn.も兼ねることによって何とか三重奏で収拾することができた。
何だかこんなのばっかりだったな。来年も同じような気がする。

どういうわけだか12月は単発の室内楽やスタジオ収録の仕事がバシバシあったのだが、どうしてもスケジュールが合わず、ほとんど断ってしまった。(受けたのにキャンセルになった仕事もあった。)あぁもったいない。。

まぁ、この一年間健康で皆勤だったのが一番良かったこと。


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