2005年12月18日

個室楽屋におじゃま

gakuya2.JPG 初めて個室楽屋を使わせてもらいました。

ソリストをやったとか指揮者をやった(笑)わけではありません。楽屋の数が足りなかったのです。
いつもの大部屋楽屋を、毎年この時期に大勢で来襲する合唱軍に譲ったので、女性楽員は分散して1〜2人用の個室を使わせてもらいました。
とは言え、そこに7〜8人が詰め込まれたので、座るだけでもういっぱい。
ソファー以外にイスなど元から用意されていないので、パイプイスを舞台袖からかっぱらってきました。

そのお部屋は、女3人が並んで化粧できるような広い洗面台とシャワートイレ付。
大きなクローゼットとデスクもあります。長机じゃなくてデスクなのがさすが個室。
大部屋とは違ってちゃんと家具があるのね〜。ホテルみたーい。

もう1ランクリッチな個室楽屋(それこそ指揮者用)には、応接室やシャワールームもあるもよう。
posted by どみ at 23:59| 埼玉 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | へっぽこの仕事周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月20日

オケの通行手形

普段、楽器を抱えてあちこち行動しているわけだが、それでいい思いをしたことはほとんど無い。
だいいち重いし、電車では場所をとって迷惑がられるし、酔っぱらいには指差されたりする。
でも、たまにはラッキーな事があるもんだ。

その日の通勤途中、電車が事故で遅延して、ホール到着がだいぶ遅れてしまった。
普段からかなり余裕を持って家を出ているのでゲネにはなんとか間に合うが、楽屋口を回っている時間は惜しい。
正面玄関から突破して裏通路を行くことにした。
秘密のドアを開けて秘密の通路を抜け秘密のエレベーターに乗れば、舞台脇に出られるのだ。これが一番早い。

ドアの近くに警備員がいたので事情を話して通してもらうよう頼むと、私が抱えている楽器に目をやりながら「オケの人だね、いいでしょう」と言ってくださった。
どうやら「楽器を持っている」ことが通行手形になったらしい。誠にラッキー!
行こうとしたら、そこへもう一人駆け込んできた。どうやら彼も急いでいて舞台まで行きたいらしい。
見たことあるような顔だけど、誰だったかしら…?楽器は持っていないけど…。

すると警備員氏、その彼にものすごい怖い顔をして「ダメだ、おまえはあっちいけ!」と怒鳴るのだ。
おののいた彼が後ずさりしてあわてて引き返すと、警備員氏は更に彼を追いかけて建物の外にまで追い出してしまった。
私が呆気にとられて見ていると、戻ってきた警備員氏、「時々ああやって潜りこもうとする奴が来るんだよ、まったく。さぁあなたは行きなさい、道はわかる?」「あ、はいスイマセンわかります…」。

警備員氏のおかげで、私はなんとか間に合った。
まもなくゲネが始まると、さっき追い返された彼が息を切らして客席に現れたではないか。
そこでやっと思い出した。
彼は、指揮の研究生だったのだ。






ごめん、研究生君。。。
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2005年10月26日

深夜の晩餐

mos.JPG 夕食ですが、なにか?

モスバーガー。
温かいトマトペンネとアボカドのサラダ¥600
バタフライシュリンプ¥350

芸術の秋。オケはオンシーズン真っ只中だ。
練習練習ゲネ本番。その間に入る単発のこまごまとした練習練習本番本番。
仕事を詰めて忙しくしてしまう自分が悪いのだが、それにしても3食をきちんと取れない日のほうが多く、10秒チャージ2時間キープのパック入りゼリーは必携だ。
背中に背負った楽器に押し潰されそうになりながら関東の中を這いずり回っている。
パスネットとスイカの残額が減るわ減るわ。。。

仕事が終わって帰宅すると23時近くなる。
本番前にも軽く食べたのだが、本当の夕飯はモスバーガーでテイクアウトすることに。
家には家族の残り物の夕飯もあるけれど、新鮮な生野菜が食べたくて。
深夜のモスに客は私以外いなかった。

サラダが出来上がるまでの間、イスに腰掛けてぼーっと外を眺める。
あぁ、今日は疲れた。
そういえば最後に洗濯したのいつだっけな…。
犬の散歩もしばらく行ってないや。
いろいろ後回しにしていることがあるけど、何だっけ。

家に帰ったらゆっくり食べて、お風呂を温めなおしてのんびり浸かって、早く寝よう。

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2005年10月07日

除湿機

jyosituki.JPG ぼくは除湿機、ミレニアムベイビー。

ミレニアムの申し子であるぼくだけど、除湿機として働き始めてまだ1年ちょっとだ。
そもそもぼくは、閑古鳥の鳴き喚く電器店で、長い間売れ残り品として埃をかぶっていた。
それをおねーさんに発見されて、仕入れ値同然で取引されて、ここのおねーさんちに来たんだ。

このおねーさん、木でできた楽器をぎこぎこやるのを生業としているらしく、湿度には敏感だ。
なんでも湿度が高いと木が水分を吸って楽器がよく鳴らなくなったり、継ぎ目が剥がれたりするって言うんだ。ホンマかいな。
そんなだからぼくは梅雨の季節だけではなく、ほぼ1年中こき使われている。
自分が雨にぬれるのは厭わないくせに、部屋にはちゃんと湿度計があって、おねーさんはよくチェックしている。
今日みたいな雨の日は、ぼくは朝からフル稼動だ。

見えないところからあれだけの水分を取り出すんだから、たいしたものだろう?
おねーさんはよく、ハンガーにかけた洗濯物を譜面台に引っ掛けているけど、そんな洗濯物もぼくがいれば早く乾くしね。
楽器を鳴らすのも、おふとんにカビやキノコが生えないのも、みーんなぼくのおかげ。
おねーさんが水に流したいろんなことも、実はぼくが吸い取っているのさ。


あ、それからおねーさん、部屋を乾燥しすぎると、顔にシワが増えるよ。
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2005年09月16日

譜面台

fumendaiii.JPG 万年出しっぱなしの譜面台。

ものぐさな私の悪いクセのひとつに「とりあえず譜面台に置く」というのがあります。
そう……、届いた郵便物、ファクス、コピー譜、演奏会のチラシ、ヘアピンなどなど。。。
今すぐ必要でない物や置き場所に困った物、処分に困ったものなどが、「とりあえず」という目的を果たすために、譜面台へと置かれるのです。置いちゃうの。置いちゃうわけ。

それらの上にまたひとつ重ねてしまえば、下に何があるかなんて忘れてしまうってわけで。
最近これらが厚く重なりすぎて、業務に支障が出てきた(楽譜が乗らなくなってきた)ことと家の鍵を失くした(埋もれた?)ことをきっかけに、久しぶりにお片づけしました。

譜面台の板の部分を見たのは何年ぶりでしょう。(誰か殴ってください。)
深海魚でも覗き見るような気分です。
その深海にいらっしゃったのは、長野オリンピックで金メダルを獲った原田選手です。新聞の切り抜きです。って何年前?
旧レピシエの銘柄シールはお気に入り。
お見せできませんが、今はなつかし(?)プリクラも。制服を着ています…。何十年前だっけ?
「20世紀版画の奇跡展」のチラシもありました。本物のカンディンスキーを買えないので、チラシで我慢していたことを思い出しました。

あ、鍵は譜面台じゃなくてタンスの上に置いてありました。
そう、私が置いちゃうわけ。置いちゃったの。


この譜面台、洗濯物を室内干しする時には、なかなか良いスタンドになってくれます。
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2005年08月17日

音楽寺にお参り

盆休みの最終日、秩父三十四札所のひとつである音楽寺(おんがくじ)に、友人とお参りしてきました。
長瀞の荒川舟下りが目的のドライブでしたが「そういえば音楽寺なんて寺があったよ」なんて話になり、舟を降りたあとに行ってみることに。
「音大受験やコンクールを控えた人がお参りする」「デビュー前の歌手がヒット祈願に訪れる」という噂をよく聞いていたのです。

ongakubouzu.JPG 坊主がお出迎え。

秩父市街が見渡せる山の中腹にある、静かなお寺でした。
音楽にご縁がありますように、などとどうしようもない願いをちょっぴり込めた5円のお賽銭を投げてみると、なんと賽銭箱の上を通り越して、箱と後ろの扉との隙間に吸い込まれるように落ちてしまったではないですか!

あ…あたし、音楽とご縁ないんだ……。(T▽T)

チェロ弾きである友人(講習会とオーディション間近)は「賽銭箱の向こうの扉の格子(わずか数p四方!)に入れる!」と宣言。
彼女が投げると、扉に当たって賽銭箱の中に落ちたので「ぶち当たっても、下で拾ってくれる人がいるんだよ!」と私が精一杯フォロー。
彼女はそれでは物足りなかったらしく、2度目のチャレンジでなんと成功!
帰りに寺のすぐ下のお稲荷様でもお賽銭を入れてきましたが、彼女は榊が奉ってある花瓶の中に見事投げ入れました。
私は足元の賽銭箱に入れたにも関わらず、5円玉が下まで滑り落ちずに木の板に乗ったまま。

あたしの5円じゃ受け取れないってことですかぁ?(T▽T)
音楽の神様は、とても正直のようです。


onngakuji.JPG こんな“音楽寺”らしい所が。

「祈・○○吹奏楽コンクール入賞」なんていう中学生の寄せ書きや歌謡コンサートのチラシ、音楽事務所や演奏家の名刺などがたくさん貼り付けられています。
こんなところにジャンルを超えたコミニュティが存在!指揮棒やCDまでもが奉納(?)されています。
「今年こそ部員がたくさん集まりますように」なんていう、合唱部顧問の高校教諭の名刺も(笑)。
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2005年08月13日

ご老人初めてオケを聴く

先日、オーケストラのナマ音を初めて聞いたというご老人とランチをご一緒する機会があった。
公開練習を見にいらっしゃった方で、たまたま食堂で席が隣になったのだ。もちろん面識はない。

初めて目の前で見るオケに、ご老人はとても興味を抱かれたようで私は質問攻めにされたが、その疑問の着眼点が新鮮でとてもおもしろいのだ。
へっぽこなりにギョーカイジンの私にはない角度からご覧になっておられて(べつにバカにしたりけなしたりしてませんよ、本当におもしろいんです)、しゃべりとおしのランチとなった。

「コンサートマスターには資格が必要なのか?」
コンマス技能検定、のようなものがあるのではとお考えになったようだが、少なくとも日本にはない。(笑)
コンマスはオケの中の「楽隊長」なので、ヴァイオリンの腕前が良いのはもちろんだが、スキル、楽譜の洞察力、品性の良いことや酒が呑めることなんかが重要だ。
プロのオケなら日本語以外に2ヶ国語くらいできれば文句ない。(笑)
でも、そんな資格があったらおもしろいだろな。
「ウチのアマオケで3級以上をお持ちの方を1名募集してます」とか「○○さんって、特級の更新試験に落ちて来月クビですって。」なんてね。誰が審査するんだろ。

「どれくらい給料がもらえるのか?」
指揮者にいろいろ指図されながら弾いてさぞストレスを溜めるだろう、だから高給じゃないと誰もやらない仕事だろうとお考えになったらしい。
月給で貰う人、ギャラで貰う人、年棒で貰う人など、人やオケよって様々だが、このご時世オケマンが高給なんて聞いたことがない。(笑)
教職、リサイタル、録音などのオケ以外の仕事を加えることによって高給になる人はいる(兼業可能)。
かっちょいい外車に乗る人もいれば、ポンコツ軽自動車にのる人(アタシ〜♪)もいるのだ。

「ヴィブラートは若い人ほど速いけど、力を使うものなのか?」
弦楽器のヴィブラートは振り子みたいなもので、力(筋肉)はほとんど使わない。
曲調によってかける幅やスピードを自分でコントロールするわけだが、その上で年齢による緩急の差は存在するかも。

「オーケストラの人はどんな楽器も演奏できるのか?」
例えば、クラリネット奏者が「コントラバスの音が弱いからオレが助っ人で弾くわ」とか、ヴァイオリン奏者が「今日のアタシはティンパニの気分!本番で叩かせて」なんてことは有り得ない。
奏者の多くが大学で自分で決めたひとつの楽器を専攻して勉強してきたわけで、専攻以外の楽器は素人以下だ。
100m走の選手がマラソンレースで走らないのと同じように、餅は餅屋なのだ。
ただし舞台を降りれば話は別だが。。

「指揮者はだいぶ偉そうに指図してるけど、その時の気分でやってるんじゃないのか?」
そんな人もいるし、そうじゃない人もいる。(笑)

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2005年08月01日

へっぽこ再始動

この世に女として生を受けて二十数年、自慢じゃありませんが「君はきれいだね」と言われたことが確か2度ほどあります。(たった2度かよ、というツッコミはやめてください。)
一度目は眼科医に「とてもきれいな瞳だね」と、定期検診で言われました。
二度目は今日、整形外科医に「とてもきれいな骨だね」と、レントゲン写真を見ながら言われました。

あら、アタシってばおめめだけじゃなくて、骨までキレイなの?(≧▽≦)ヤッホーイ☆

左手首の異常を感じてから一週間。
医師の診断は「安静にしていれば良くなるでしょう」とのこと。(安静ってなんじゃい!笑)
無理をすれば腱鞘炎に進行する可能性もあるので、ほどほどに、と。(ほどほどってなんじゃい!笑)
受診したことですぐに弾けなくなる状態ではないとわかり、やっと家で楽器ケースを開ける気になりました。
故障を機に、しばらく使っていなかったスペア楽器を使うことにしました。
初級者向けの量産品で音量・音色共にもの足りない(玉音放送のような音・笑)ですが、軽くて扱いやすいのです。
練習・ゲネ・本番の長時間を耐えるなら、しばらくはこれで。盆休みまであと1週間だし。
弦を張り替えたら、ようやくやる気がわいてきました。
今晩は大急ぎでシンフォニーをさらおう!

皆様も、マウスのクリックしすぎによる関節疲労には充分ご注意ください。
暑さ厳しい折、ご自愛くださいませ。
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2005年07月30日

へっぽこ故障

弦楽器奏者の多くが体のどこかに故障(腱鞘炎・腰痛・心神耗弱やアル中などの職業病。笑)を抱えているものですが、この度、へっぽこのワタクシもいっちょまえに故障者リスト入りしました。

数日前から左手首とその周辺に違和感があり、痛みに変わりそうだったために近所の整骨院を受診したところ「関節が緩んでいる」とのこと。

普段から気は緩みがちなのはわかるけど、そんな所まで緩めるな私!

原因は左(弦を押さえるほう)手首の過剰使用(というより、使い方が悪いんだろな)。しばらく通院しながら、様子を見ていくしかなさそうです。
経験者からは「楽器を弾こうがさぼろうが、体が丈夫だろうが弱かろうが、故障するときはするのよ!」とよく聞いていたので、いつかは私もするかもなぁと気になってはいました。
骨と筋が丈夫な家系に生まれたんだから私はヘーキ!とか思いこみつつも…。

まぁ、これくらいの症状なら蚊にさされたようなものです。(たぶん。)
教わってきたマッサージ方法とストレッチ方法が、仕事を続ける上で大切なものになるでしょう。
これで私ももう傷モノになったなぁ…。(遠い目)




発症のきっかけが、マウスのクリックしすぎ(深夜のネ、ネトゲの、、、)であることは絶対ヒミツです………………♪
私、マウスはサウスポーなのです。

posted by どみ at 23:13| 埼玉 ☀| Comment(7) | TrackBack(0) | へっぽこの仕事周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月28日

弦玉

gendama.JPG 引き出しの奥から、懐かしいものを発見。

これ、使用済みの弦でできているのです。
高校生の頃だったでしょうか、実技試験前にいつも大量に弦が捨てられるので、これで遊べないかなぁと思ってとりあえず分解してみたのが始まり。(弦は消耗品で新しいもののほうがいい音がするため、試験数日前に張り替えるのです。)
ヴァイオリン属の弦は、ほとんどが芯線と巻線の二重構造になっていて、素材もアルミ、スチール、タングステン、シルバーなどいろいろ。
ほぐしてみたらあとは丸めてみるくらいしかなくて(笑)、こんな直径4pほどのボールになりました。
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの弦がこんな所でハモりましたわよ。

私は頻繁に張り替えるほうではありませんが、それでも捨てるたびにもったいないなぁと思っちゃいます。いまだに。(笑)
何かに再利用できないかしらね。楽器以外に。ボール以外に。
posted by どみ at 23:15| 埼玉 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | へっぽこの仕事周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月01日

雨上がり

toukyou4.JPG

ここからいっぱい助走をつけて
あの空に飛んで行きたいって、いつも思ってた!



とある仕事場より。
posted by どみ at 23:59| 埼玉 ☁| Comment(5) | TrackBack(0) | へっぽこの仕事周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月25日

おさらい警報発令

こういう仕事をしていると、同業の先輩や友人から「欠員が出たんだけど、明日のれる?(仕事できる?)」「地方なんだけど、明後日行けない?」なんていう火急的ピンチヒッターの依頼がたまにある。
今回も依頼があったのは一昨日、楽譜一式が届いたのは昨日、本番明日。
これは台風で言えば945hPaくらいに匹敵する警戒態勢だ。

編成はオケ。序曲とコンチェルトとシンフォニーの他に、古典の名作あり、ワルツありポルカあり、それに新作まで入って、アンコールは皆で童謡を歌っちゃえ!という、まるでランチバイキングで大食いショーをするようなプログラミングだ。聴くほうも弾くほうも鈴鹿の耐久ロードレース並のスタミナが要求される。
しかも十数曲のうち、私が知らない曲が半分もある。明日が本番なのにこりゃあ大変だべ。第一種戦闘態勢に突入。
ということで、短時間で未知の敵をやっつけなければならない。

こんな時はとにかく聴く。まずは弾くより聴く。
電車で移動中、車の運転中、食事中、入浴中、聴かなくてもとにかく音をたれ流す。
曲が耳になじんだら、パート譜で難しそうなパッセージだけを拾って弾いてみる。
それができたら(できたと仮定すんのよ)CDに合わせて1回通してみる。
完成度がどうあれ、時間がない時はこれでおしまいだ。あとは「今日のあたしカンペキ」という鎧を心にかぶせて武装するしかない。

ワルツやポルカといった軽量級なら初見でもやっつけられるくらいだが、「反復記号」がそれはもう複雑にがっちり絡みあっているのでそのためだけに通し練習。
「ありなしなしあり」「1あり2なし3あり1なし2なし3コーダセーニョフィーネ」とか書き込まれただけでは、へっぽこはついていけないのだ。リピート位置を視界に叩き込む。
闇のように静かに、光のように速く楽譜をめくる芸も必要。

新作はほとんどの場合で音源が無いので、これは潔く諦める。
指が回らないところだけを練習したら、あとは当日一本勝負だ。

おおっと、ここで油を売ってないで、弾けないところをおさらいしろってか。
では皆様、よい休日を。
posted by どみ at 23:59| 埼玉 ☁| Comment(5) | TrackBack(0) | へっぽこの仕事周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月08日

メトロノーム様へ

metronome.JPG いつもお世話になっております。

私のために拍を刻みつづけてくださって本当にありがとうございます。

私がリズムにもテンポにも極めて鈍感で、あなたの軽快なアレグロについていけない時も

あなたは嫌味一つ言わず、途中で止めたりすることなく

ただ黙って厳格に拍を刻み続けてくださいました。

きっと、止めるならオマエの心拍だくらいのことはお考えでしたでしょう。

また、私は何度もあなたに使用期限切れの乾電池を押しつけたり

カバンの中で弁当箱からしみ出た汁を浴びせたり

譜めくりの時に譜面台の上から豪快にふっ飛ばしたりして、(あなたを落とす前に私が譜面からオチていたのですけど)

あなたにはだいぶ無理をさせてきました。

もうすぐ時の記念日、どうかゆっくり休んでください。

もちろん私も休んで、趣味の土いじりでもしようかと思います。

そして、これからもどうかよろしくお願い致します。  かしこ


posted by どみ at 22:34| 埼玉 ☔| Comment(8) | TrackBack(4) | へっぽこの仕事周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月29日

あたし松脂ハート型

あたしは松脂。ハート型なのよ。とってもセクシーでしょう?
あたしとおねえさんの出会いは8年前、とある楽器店だった。
店主のおじさんからあたしをプレゼントされたおねえさん、あたしを見るなり「かわいいっ!使うのがもったいない!」と言ってくれたのよ。とてもうれしかったわ。
だって、弓の毛にこすりつけられたり落とされてボロボロになるなんて絶対イヤよ。
あたしはハートですもの。
このツヤツヤナイスバディを永遠に維持したいじゃな〜い?

あたし松脂.JPG

出会って以来、おねえさんはあたしを小物入れに入れて大切にしてくれたの。
時々取り出して、あたしを大切そうに見つめてくれた。
昨日だってそうだったわ。

あぁそれなのにっ…
posted by どみ at 22:42| 埼玉 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | へっぽこの仕事周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月28日

ぼくは松脂

ぼくは松脂。フランス生まれだ。
おねえさんの楽器ケースに住んで、もう8年になる。
ぼくを弓の毛にしゃーこしゃーこ塗りつけて初めて楽器は音を出すんだ。

ぼくが注目を浴びることはあまりないけれど、ぼく一つで音色や弓のレスポンスが驚くほど変わる。楽器の音を立ちあがらせているのは、このぼくなんだよ。

ぼく松脂.JPG

なのに、おねえさんはそそっかしくて手元がおぼつかないから、ぼくをよく落っことす。
この前なんかは、階段を転げ落ちて体が割れてしまったんだぞ。
生まれた時はまん丸で宝石みたいにキラキラしていたぼくも、今じゃこの通りさ。

先週は家に置き忘れられることが続いて、ぼくはちょっと悲しかった。
その度におねえさんは仲間に借りたみたいだけど、あんまり浮気しないでくれよな。

ぼくは松脂。今日はおねえさんと一緒だ。
posted by どみ at 21:21| 埼玉 ☁| Comment(5) | TrackBack(1) | へっぽこの仕事周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月04日

simile smile!

これは今からちょっと前に実際にあった、とってもハイセンス(?)なイタズラ。

オーケストラの楽譜には、たくさんの楽語が出てきます。
楽語とは道路標識みたいなもので、作曲家が指揮者や演奏者に対して表現の要望を言葉で残したもの。
これを忠実に守って作曲家の意図を汲み取るのが、指揮者・演奏者の役割です。
一番多いのはイタリア語。(作曲者や出版社によっては英語、独語、仏語なども。)
例えば、leggiero(軽く)、cantabile(歌うように)などなど。
で、そんな一つに「simile」というのがあります。意味は「同様に」。
表彰式なんかによくある「以下同文」と一緒で、「以下は前と同じだから略しちゃうよ〜」てな具合です。
よくスタッカートの点々が略されたりします。

とある演奏会本番直前、奏者Aさんが使っている楽譜が何者かによってこっそり書き換えられるという事件が起きました。
この「simile」が、鉛筆でちょっといたずら書きされて「smile」(スマイル)に換えられちゃったんですねー!
しかも、そこには雑誌から切り抜かれた筧利夫(スーパースマイル!!)の写真が添えられて…。

演奏会本番中。
何も知らないAさんはいつもと同じようにページをめくった先に、突然筧利夫のsmileが現れてびっくり!
平静を装いつつも必死で笑いをこらえて青筋を立てながら弾くAさん。
その隣で、同じく笑いをこらえながら弾くBさん…犯人はアンタかい!

結局、筧利夫は楽譜に挟まったままライブラリーに回収されたようなので、
次にあの曲を演奏する時にまた誰かを笑わせるのでしょう。
posted by どみ at 23:59| 埼玉 ☔| Comment(5) | TrackBack(0) | へっぽこの仕事周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月08日

祝★確定申告完了

今年も無事申告を済ませることができました。
あまりの忙しさに殺気立った税務署職員皆様のおかげで、スムーズでした(笑)。

どみは申告でわからないことがあって、申告会場の相談窓口を利用したのですが、
案内された長机はニ人がけ、職員は一人。
つまり職員はキャスター付の椅子で左右を行ったり来たりしながら相談に乗ってくれました。
塾で数学の補習でも受けてるような感じ(笑)。
老若男女が一斉に電卓をたたいたり数字を書き込んだりしてるのですから、その様子にはちょっとびびってしまいます。(あ、会社ってこんな様子なんでしょうかね。お勤めしてる人には普通なのかな。)
税務署の玄関にある受付にも机が用意してあって、風が入る中で申告書作成に勤しんでいる方もおられました。玄関で事が済む方は申告上手のようです(笑)。

楽器代やメンテナンス費用、仕事で使う楽譜やCD代を経費で落とせる事はちょっとトクした気分になります。(実際トクすることはありませんけど。)
これで2004年の仕事もすべて終わり。バンザイ。
posted by どみ at 23:33| 埼玉 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | へっぽこの仕事周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月28日

確定申告に取り組む

区役所市役所や公民館はもちろん、
商店街や歩道橋でもこの横断幕を見かける季節になりました。

「所得税の確定申告は3月15日まで」

どみは複数箇所から給与やギャラを戴いて食ってることと、
(へっぽこは複数箇所で働かないと生活できないの♪)
源泉徴収されてるギャラもあるので、
確定申告することによって還付金を勝ち取るのです!
(還付金を ボーナス と呼んだりします。)

それを考えれば、領収書整理も苦になりゃあせん。
国税庁のHPでは、数字を打ち込むだけで自動計算してくれるので
それをプリントアウトして税務署にれっつごー。
郵送というテもありますが、
普段希薄な「アタシもちゃんと社会人してる」感覚をしっかり味わうため
初詣には行かなくても税務署詣はするようにしてます。
さっさと計算して、来週中には行こう。

還付金が振り込まれた後には、ハイ次!とばかりに
住民税の請求が来るんですけどねー。ε- ( ̄、 ̄A) フゥー
posted by どみ at 23:59| 埼玉 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | へっぽこの仕事周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月18日

プッチーニ 歌劇「ジャンニ・スキッキ」より“私のお父様”

今日は休日だったのですが、朝9時に緊急呼び出し〜。
病欠が出たとのことで、ピンチヒッターで弾いてきました。

やるのは声楽の伴奏と聞いただけで曲が何かもわからず、もちろん楽譜もないままふらっと行ったら、この曲があったんです。

あ、ジャンニだ。ちょっと知ってるカモ…。

誰もが一度は耳にしたことあるような有名なアリアですけど、今日歌詞を初めて知りました。

ねぇ やさしいお父様
あのかたが好きなの すばらしいすばらしいかたよ
ポルタ・ロッサへ行きたいの 愛の指輪を買いに
本当よ 本当よ あそこへ行きたいの
もしあのかたを愛しても無駄というなら
ポンテ・ヴェッキオに行きます アルニ川に身を投げに

恋が私の胸を燃やし苦しめるの あぁ神様 死なせて下さい

お父様どうかお願い 哀れみを!
お父様どうかお願い 哀れみを!


こんな苦しいこと歌ってたんだ…。^^;
明るくゆったりしたスケールの大きい曲なので、
幸せに満ち溢れた歌詞かと思ってました。(もっと勉強せねば。。。)
この曲、すごく好きになりました。ずっと頭の中でリフレインしてます。
イタ語はわからないので、デタラメなカタカナを並べて口ずさんでます。

全体のストーリーは、お金持ちのおじい様が残した遺産をめぐるドタバタ劇のようですヨ。

posted by どみ at 23:59| 埼玉 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | へっぽこの仕事周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月31日

パーティー系BGM演奏はコレがツライ

今日は都内のホテルで、弦楽四重奏のBGMをやってきました。

とある団体の新年会で、百数十人のお客様。
ご年配の方々が多いと伺ったので、「早春譜」「みかんの花咲く丘」「浜辺のうた」などの
和モノを中心に選曲したのですが、コレが大当たりしました!
なんとこれらの歌詞カードが各テーブルに配布されていたようで(知らなかった)、そばのテーブルのお客様数人が口ずさんだのがきっかけで次々と広まり、大合唱にまでなってしまいました。(BGMがいつのまにか伴奏になってた。)
こういうの、嬉しいです。

その一方で、パーティー系のBGMでツライ事といえば

食べられないこと。当然ですが…。

様々なお料理が運ばれていくのを目で追いながら、私たちは弾き続けるわけです。
目の前にあるのに!香りがするのに!味わえないんです!!これは大変なことですってば。

本日どみの前を通り過ぎていったお料理(わかるだけで)
レストラン シーザーサラダ
レストラン エビチリ
レストラン ハム盛り合わせ
レストラン 青梗菜にあんかけ
レストラン いくらめし
レストラン フルーツの盛り合わせ
レストラン 苺のタルト

お客様がお帰りになった後、たくさんのごちそうが残されたテーブルを前に
実に空しい気持ちになるのです。
「いくらめし、あんなに残ってるね…」「あのタルト、手つけてないよね…」「………」
「おなかすいたね…」「うん」


空調で乾燥した中にいたせいか、風邪をもらってきてしまいました。
風邪ウイルスの奴らが私の体内で銅鑼を鳴らしながら駆け回っています。。。(*-ω-)



●楽しいおかいもの●
レモングラス甜茶(レピシエ新宿店)
posted by どみ at 23:59| 埼玉 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | へっぽこの仕事周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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