2006年03月03日

小笠原諸島父島の旅1日目[出港]

旅の始まりは……

ogamaru.JPG 絶好の曇り空、小雨添え。(笑)

3月3日、おがさわら丸は10時定刻に東京竹芝桟橋を出港しました。
小笠原諸島父島まで約25時間半の船旅です。
そんなに遠いならなぜ飛行機にしないのかって?
「お金が無いから」「飛行機コワイから」ではありません。
父島に行くには船しかないのです!島には空港がないので穴も蛇流も飛んでいません。
緯度は沖縄本島とほぼ同じ、しかし東京都。
マイケータイもマイネットも繋がらない、5泊6日ひとり旅の始まりです。


toku2iki.JPG フンパツして特2等の部屋を選びました。

定員14名の2段ベッド部屋です。 toku2heya.JPG
私は下の段、上は“たびぐつ”(足袋靴)を履いたおじさんでした。

この狭さがチビツコの私にはたまらなく良い!私の城。寝台特急あけぼのよりはやや広いかな?
天井には誰かが頭をゴッツンしたのかヒビが入っています。長身の男性には狭いだろうな。
特等はどうやら羽毛布団のようですが、特2等はうっすーいタオルケットのような毛布。(2等より薄い。)ベッドマットよりシーツのほうが小さいし。こういうチープさは大好きです。

船内にはレストラン、スナック、シャワールームの他、ビデオルームやゲーセンまであります。
操舵室の見学やホエールウォッチングの解説などの船内イベントもあり。
さすが25時間半もいるとなるといろいろやってくれるのね。

ogaraito.JPG デッキの灯りって、なんかいい。(笑)
レインボーブリッジを見上げる。 ogarainbow.JPG
aoao.JPG

東京湾を出たあたりから晴れて、揺れが強くなってきました。
実はこの日私は朝食抜き。忘れ物を取りに帰ったり電車が遅れたりして竹芝でも食べる時間がなかったのです。
そして即船酔いしました。
これまで船酔いしたことは無いし鈍感だしダイジョブさぁ〜と思っていたのですが、空腹は船酔いにやられるってことです。
しかし横になって目を閉じていると、揺れがとても心地良い(笑)。ゆりかごのように。
昼間からゴロゴロしていられるなんて幸せ。揺れって楽しむものなのだと思えてきました。
頭を上げると酔いの大魔神がまた襲ってくるのだけど…。(笑)
おがさわら丸に何度も乗船したことがあるという方が「今日の海はとても穏やかですね」とおっしゃっていたけれど、あらそうなんですかと返しつつも心の中で拡声器を使って「うそつけコラ!」とツッコミを入れていた私です。教えてもらった酔い止めのツボを揉みながら。



船酔いは夜にはすっかり醒めました。
父島には翌日11時半に到着します。
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2006年02月06日

島へ。28号

あたたかな気持ちになりたかったら島へ行こう。日本の忘れ物がここにある。」というキャッチフレーズがなかなかいいじゃないの。

sima28.JPG 「島へ。」28号。

日本で唯一の“島”専門誌。
以前から気になる雑誌ではあったのだが、やっと私もこれを堂々手にする時が来た。

島国日本には大小6000もの島があるそうで。「日本列島」とはよく言ったものだと思う。
この季節だからか暖かい沖縄の記事が目立つが、全国の島々が網羅されている。
島旅のコツや島グルメ、島暮らしの方が書くエッセイ、それに不動産情報や求人情報まである。まさに“しまだらけ”の魅力的な一冊。
宮本亜門さんへのインタビュー記事で、沖縄在住の亜門さんは「島は絶対的な母性を感じる。すべてを包み込む風土がある。その中にいたい。」と語っていた。
私も島に同じものを求めている、と思う。
私が行くのは父島なんだけどね。(笑)

不景気突入以来“安・近・短”が旅の一つのキーワードになって久しいが、島旅はまさにその逆を行くもの。高・遠・長だ。いいじゃないのそれで。
(とは言え、私が自分のお小遣いを稼ぐようになった時にはすでに不景気で、高度経済成長やバブル景気を直に知らないのだが。だからこそ高・遠・長か。笑)


来月、ひとり旅で小笠原諸島父島を訪れる。
数ヶ月ほど前からずっと行きたい行きたいと思いつつも休みが取れず、いつになったら行けるんだろうと意気消沈している時に私は悟ったのだ。「休みが巡ってくるのを待っていたら、父島には行けん!」
だから思い切って6日間休暇を取った。(東京発の船が月4便ほどしか出航しないため、6日が旅の最小単位。)
もし、この6日間に「ぜひトラで来て下さい」とウィーン・フィルからお誘いがかかっても蹴ってやろうと思っている。旅への決意は堅いのだ。だいいち、そんなことは絶対有り得ない。あそこ男オケだし〜。うふ。
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2006年01月31日

地形図を買う

tititizu2.JPG父島占拠計画、じゃなかった、旅計画進行中。

 父島の地形図を買っちゃったー。 tititizu3.JPG

国土地理院の2万5千分の1の地形図が好き。私の旅の必需品。
これ1枚でお風呂マットくらいの大きさです。
大きな書店でしか取り扱っておらず、しかも廊下とか階段付近、書棚の上の天井近くに追いやられているこの刊行地図。
1年でいったい何枚が売れるのだろうかと、心配もしたくなる。

旅行に行くのに、こんなワイルドな地図が必要なのかといえば、私には必要なのです。

ガイドブックについてくるようなカラフルでお店がたくさん載った地図も必要ですが、島の全体像をがっちり掴むにはやはり国土地理院サマサマ。
地名や山名、はたまたビーチの名前と位置まで少しは知っておきたい。
全部覚えてしまうと現地に行ってから楽しみが減ってしまうので、少し知るだけでもいいのだ。
私は歩き旅が好きなので、目的の場所までの距離やアップダウンのおよそも見ることもできる。
じっくり見ているうちに、あらこんな所に滝があるわとか、この高台は眺めが良いんじゃないかしらなどなど、新たな発見もある。土地の成り立ちを知るのもおもしろいのだ。
寝る前に眺めてはニンマリしている。
あ〜早く行きたいなぁ。

しかしなぁ…、
ここ数日寒くて、厚いコートにマフラーぐるぐる巻きにして外出しているっていうのに、父島では海水温が20℃くらいあるって言うんだもん。
想像できないなぁ。
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2005年12月16日

2005年をカテゴリで振り返る<旅>

2005年で一番の思い出は?と尋ねられたなら、「秋田ひとり旅」と答えるな。
老人ホームに暮らす祖母を訪ねるという極めてプライベートなことを含んでいたのと、ひとりでお出かけしてみたいお年頃とが重なっての女ひとり旅となったのだが、これが本当に良かった。
言葉を口に出す回数が減るぶん、心の中の自分がまぁよくしゃべることしゃべること…。自分が自分に黒柳徹子さん並みの勢いで話し掛けているのだ。(笑)
言葉が許容範囲から溢れ出してくると、食堂のおねえさんや宿のおっさんをつかまえては「この唐辛子味噌おいしい」「朝食のオレンジジュースどこの?」などと話し掛けていた。
約四半世紀生きてきて、こんな自分を発見したのは初めてだったよ。ひとり旅には徹子が宿るのだ。



2006年の旅計画。

まず小笠原諸島の父島。2〜3月中には行きたいなー。こちらは冬でも父島は初夏の陽気らしい。
春は北海道の登別温泉。雪が融けた頃、寝台特急「北斗星」で。
あと寝台特急「富士」にも乗りたいので、大分の別府温泉。富士に乗りたいが為に別府温泉。アルゲリッチ音楽祭は来年も開催されるのかなー?
聞いたところによると、青春18きっぷで乗れる寝台特急もあるらしい。いいねいいねいいね。
それと、沖縄の南大東島。台風の通り道に存在する島らしいので、行くのは秋か冬になるかしら。休みとれるかなぁ。

あー、しっかり働いて節約してお金貯めよ。


カテゴリ<旅>
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2005年12月07日

島の旅/ブルーガイド編集部

いい本見つけちゃった。

440801866X島の旅
ブルーガイド編集部

実業之日本社 2005-02
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島国日本の中でも、私のベストオブアイランドが(行ったこと無いけど)小笠原諸島であることは変わりない。しかし。
小笠原熱が高まるにつれて他の島も気になってきた、というわけ。
自然が残された島を中心に38ヶ所が収録されている。
ブルーガイドのてくてく歩きシリーズは他にも持っているのだが、フィールド派にはとても良いガイド。
全ページカラー、地図や写真が豊富で、読み物としてもおもしろい。

南大東島の地図を見た時は、ゼッタイここ行きたい!と思った。
30ku足らずの島の中心部に、100ほどの池や湖が点在しているのだ。(カルスト湖沼群というらしい。)
小さな島って水を確保しにくい土地だと思ってたので、意外。その水位は潮の干満によって上下するという。おもしろ〜い。
港は岸壁で波も高く、(港なのに)船が着岸できないので、乗船・下船時は人も荷物もカゴに乗ってクレーンで運ばれるそう。運ばれてみた〜い。

それから屋久島
観光地化がだいぶ進み健康な人なら誰でも行ける所になってしまったのはちょっと残念なのだが、やっぱり縄文杉トレッキング。
初めて千尋の滝を見たのは版画でだったが、流れる水の音も聴きたいじゃないの。

小笠原諸島父島へは今年度中には行きたいなぁと思っている。
2週間ぶっ続けで働こうが、車に乗る時に頭を天井に強打して悶えようが、すべては小笠原で昇華されると考えて(笑)出発の日を楽しみにしている。


【収録アイランド】
利尻島 礼文島
飛島 粟島 佐渡
御蔵島 父島 母島
隠岐諸島 対馬 壱岐 五島列島
屋久島 トカラ列島 奄美大島
南大東島 北大東島 八重山諸島


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2005年11月04日

おがさわら丸に乗りたい

あぁ、白昼夢は止まらない。

もし。
いま私の血液を検査をするならば、血中旅値が大幅に低下しているという結果が出るだろう。
備考には「旅の欠乏が疑われます」と表示されるに違いない。
旅の計画をねりねりしては夢ばっかり見ているのも、きっとこのせいだ。(笑)

ブルートレインに乗りたくてうずうずしているのは相変わらずだが、最近はおふねの旅にも惹かれ始めている。
思えば、家族旅行で北海道に行く時は飛行機ではなくいつもカーフェリーだった。(それも2等和室、いわゆる雑魚寝部屋。)
小学校の修学旅行で一番思い出深いのは箱根の遊覧船だった。
釣り好きな父は岸で釣るだけでは飽き足らず一人乗りの箱舟を作っていた。(沼にそれを浮かべたらしい。)

そうだ!私には船乗りの血が流れているんだ!船船船


一番魅惑的なのは小笠原諸島父島である。
人口約2千数百人のこの島へは、唯一就航している定期船おがさわら丸片道25時間半!ステキ♪
竹芝桟橋から南に約1000`ともなれば緯度は沖縄本島とほぼ同じで、目的地までの時間では「日本で一番遠い」島だそう。空港はない。
しかも定期船とは言えだいたい6日に1度の運行なので、5泊6日(うち船内2泊)が旅の最小単位となる。
まさにこれぞ旅だよ…。(笑)
島の観光産業も船の運行スケジュールに沿って稼動しているようだ。


以前伊豆大島に行った時のガイドに小笠原のページもあったことを思い出し、ひっぱり出してきて眺めてはニンマリしている。

船上で、海と空、ふたつの青だけに囲まれてみたいなぁ。
竹芝を出る時は真冬の寒さでも、父島に着くころには初夏の気候らしい。上着を脱いでいくのは快感だろうな。
私は筋金入りの山系(トロピカルとかビーチとかハイビスカスとか強烈な太陽とかがなんか苦手)なのだが、小笠原の海には惹かれる。「東洋のガラパゴス」とまで言われる豊かな自然のせいかな。ジミな山女もこの島でひと皮むけてみたいものだ。
島と言えば島寿司。伊豆大島の島寿司(べっこう)はおいしかった。父島はどんなだろう。
父島の沖には南島という白いサンゴの砂浜が美しい島がある。遊覧船で訪れることができるらしいが、ガイドには“ここを見なければ死ねない”とまで書かれている。
この島への入島が解禁になる来年2月がゴーサインになるかもしれない。

大型高速船の就航や空港建設の話もあるようだが、やっぱりおがさわら丸に乗って行きたい。
私の血は旅を欲しがるばかりだ。



【追記 11/10】

東京―小笠原間に就航する予定だった超高速船「テクノスーパーライナー」(TSL)について、国交省と東京都は9日、支援のための来年度の予算計上を見送ることを明らかにした。同船の運航計画は事実上、頓挫した。TSLは小笠原海運が運航し、現在26時間かかる東京―父島間が17時間に短縮される予定だった。
(毎日新聞) - 11月9日22時50分更新
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2005年10月22日

ブルートレインに乗りたい その2

あぁぁ、旅いきてぇー。

勉強や仕事に切羽詰まれば詰まるほど、別のことに手をつけてしまうもの。
まだ宿題が終わっていないというのにビーフシチューを煮込んでみたり、明日は試験だというのに部屋の模様替えを始めちゃったり、ま、人間ってそういうふうに出来ているのだきっと。
最近は楽譜を読むのをよそに、旅の計画を練ったりしている。
従って過去数年間で最も鉄分の濃度が高い状態が続いているのだ。(鉄分はFe.ではない。仮にTr.とでもしておく。)

ドクシンのオンナノコが読む本じゃないな、と自分で自分に八方からツッコミを入れつつ、あぁ、ついに私もこれで鉄子ちゃんだという安堵と諦めを抱きながら買った本がコレ。

4056040958〈図説〉ブルートレイン・夜行列車パーフェクトガイド
所澤 秀樹 真船 直樹 川辺 謙一

学習研究社 2005-09-17
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先月寝台特急あけぼのの個室に乗りカンゲキして以来、次はどれに乗ってどこに行こうか考えてはムフフとしている。
冬に旅するなら東京から南下してみたい。
はやぶさ」熊本行なら阿蘇や島原に行ってみたいし、「富士」大分行なら別府温泉がいいなぁ。
出雲・サンライズ出雲」出雲市行なら鳥取で下車して砂丘を見てみたいし、「サンライズ瀬戸」高松行でうどんの国探訪もいいかも。

この本には「夜汽車で行く日本列島縦断の旅」という特集がある。
南宮崎から稚内まで、寝台特急だけを乗り継ぐ4泊5日の「阿呆旅行」「正気の沙汰とは思えぬ旅」(いずれも原文ママ)なのだが、縮小運転や廃止の相次ぐ寝台特急のことを思えばそんな旅もなんだかいいなぁと思えてしまう。私も立派な乗田鉄子(のりたてつこ)だな。
posted by どみ at 23:43| 埼玉 ☁| Comment(9) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月10日

万座温泉へドライブ

群馬県の名湯・万座温泉に、つれていかれました。両親に。

私には久しぶりの連休だったので、本当は家でゴロ寝でもしたかったのです。
しかし、地元の大運動会(田舎では最大の年中行事)の雨天中止が昨日決まるなり、うちの母は「それなら明日は温泉に行こう!」ということにしてしまった。(笑)
そして私は、普通自動車運転要員として同行してきました。(半強制なのです。)
行きの道中、父は酒造会社直営のドライブイン寄るなり日本酒の試飲を繰り返し、「オレもう運転できないんだかんね、だからオマエタチ運転する」と、早くも我田引水作戦を決行。
運転ローテーションから勝手に離脱して後部座席を陣取り、バカ殿になりました。
こんな父がいるから、私が同行しなくちゃならんのです。


yugama.JPG 白根山頂の火口湖、湯釜

PH1.2、硫黄と塩酸たっぷり、世界で最も強い酸性湖だそう。火山灰を含むので粘度が強く水質はトロリとしているですと。そう言われると触ってみたくなるよ…。(笑)
濃霧のため、視界悪し。でも美しいエメラルドグリーンははっきり見えました。あぁ泳ぎたい。


kusatugougen.JPG 紅葉はまだちょっと早いかな。

ナナカマドは一足早く真っ赤に色づいて、霧の中でも一際浮き立って見えました。


万座温泉ホテルではお風呂めぐり
自然湧出する乳白濁色の湯で硫黄泉、それはそれはいい湯でございました。
実は温泉に浸かることにはあまり興味が無かったのですが、20歳代後半になってからなかなかいいものだなと思うようになりまして。
のんびりだらーんと浸かって、この湯船のまま自宅にワープできたらいいナ、なんて。(笑)


siraitonotaki.JPG 白糸の滝。

帰りは軽井沢経由。
女性的で繊細な感じのする滝。水の湧き出し口がそのまま滝になって、突然川が始まる場所です。



悪天候承知でのドライブでしたが、出てみればそれでもなかなかおもしろいものでした。
しかし父は許せませんな(笑)。今度は私が先に呑んでやろう。


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2005年09月07日

秋田旅日記C/ありがとう秋田

旅の最終日。昨日までぱらぱらと降っていた雨は、とうとう本降りになりました。
六郷を昼に出て、大曲駅へ。乗ったのは木の床のバスで、客は私一人。
大曲から秋田新幹線で埼玉一直線という手もあるのですが、秋田の在来線とヒコーキに乗りたくて、ちょっと遠回りをしました。

2両編成の奥羽本線に揺られて1時間弱。
秋田平野に色づく田んぼやゆったりと蛇行する川を眺めながら、秋田駅に到着しました。

秋田駅前にはスタバがあります。秋田ご当地マグがあれば欲しかったのですが、
「秋田はまだ2店舗しかなくて、マグは生産していないんですー(店員談)」とのことでした。残念っ。
秋田市内にまで来ると、さすがに秋田弁は少なくなりました。


akitakuukou.JPG 

秋田空港は飛行機の発着数が少ないのでリムジンバスの本数も少なく、「リムジンバスの乗客=同じ飛行機の乗客」ということのようです。
平日とあってかスーツ姿が多く、言葉も標準語ばかり。この地にして車内は東京でした。
東京の混雑ぶりや歩く速さを思い出して、早くも気持ちがへこみました。(笑)
私はもうちょっと旅人でいたかったんだけどなぁ…。

しかしまぁ、飛行機内から見えた夕焼けのすばらしかったこと!
眼下に羊毛のような雲が敷き詰められていて、青空と夕日がすじ雲と何層にも重なりあって、それはそれは美しい光景でした。
まるでパイプオルガンでも鳴っているかのような、こんな神々しい空を見たのは初めて。
時間が経つにつれて少しずつ夜の部分が多くなって、淡い紫になったり桃色になったり、それは見ていて飽きることがありませんでした。
羽田に着く頃には夜のとばりが落ちて、地上の見事な夜景が。
幕張の千葉マリンスタジアム、ディズニーランド、お台場と見えてきて、9月7日、目まぐるしく動く光の渦の中に私は戻ってきました。



女の一人旅というと何かワケアリなのかと思われがちですが、そんなたいそうな理由はありません。(笑)
ただ、一人でお出かけしてみたい年頃、とでも言うのでしょうか、そんな気持ちがあったのは確かでした。
伊勢英子さんがお書きになった一人旅の本の影響が大きいと思います。
乗りたい物に乗り、乗る物が無ければ歩き、行きたい方角へ行き、食べたいものを食べる。見たいものを見る。
「一人でご飯食べるの寂しくない?」「泊まるの怖くない?」と家族にも友人にも聞かれましたが、旅に出てしまえばそれも私には快適なものでした。
JALの航空券をANAのチェックイン機に通していることに気づかずに「この機械は壊れているなぁ」と思い込んでしまうほどのオバカなのですが、秋田という地はそんな私をもあったかくまあるく包んでくれたような気がします。
私がもう一回り器のデカイ女になったら、また訪れようと思います


さて、次はどこへ行こうかな。(笑)

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2005年09月06日

秋田旅日記B/六郷湧水群

六郷湧水群”で名高い仙北郡美郷町(旧六郷町)に来ました。

確か秋田新幹線が開通した時だったと思いますが、この街の湧水の一つ“ニテコ清水”がJRのポスターになっていたのです。光の加減で青くも白くも輝く湧水を見て以来ずっと、この町を訪れたいと思っていました。

さほど広くはない町のいたる所に、奥羽山脈からの伏流水が湧いています。
パンフレットに掲載されているのは30ヶ所ほどでしたが、民家に湧く非公開のものも入れると70くらいあるようです。犬も歩けば清水に当たるような多さ。環境省(当時)の名水百選に選ばれています。
資料館の解説によると、町には今でも上水道が敷かれていない(その必要がない)と。
まさに、人々の生活の一部として昔から大切にされ守られてきた湧水。
そんな水と人との関わりをこの目で見たいと思っていました。


fujisimuzu.JPG 藤清水。
ご近所の方が野菜を水洗いしに来ていました。
このスイカ、さぞうまいだろうに。(笑)

hatatiya.JPG ハタチや清水。
酒屋さんの敷地内。水場に降りると少し涼しい感じ。
岩の隙間からこんこんと湧き出ており、きゅうりが冷やしてありました。
ハリザッコ(清水にしか生息しない淡水魚、絶滅危惧種)を見られたのはここだけだったなぁ。


この他にもレンタサイクルでたくさんの清水をまわってきました。
「紙漉(かみすき)座清水」「馬洗い清水」「御台所清水」など、その名にも趣があります。
そんな清水が小川となって町のあちこちを流れていました。
道路端の側溝でさえ清流なのです。


富士山の伏流水が出る柿田川のようにどんどこ勢いよく湧き出る水もありますが、六郷はじんわり静かに、ゆっくりと湧く水でした。
そんな所に東北の面影を感じました。これがきっと東北の、秋田の地のペースなのかなと。



akitakomati.JPG

「手づくり工房 湧子ちゃん」(←ナイスネーミング!)のジェラートバーで、あきたこまちジェラートを。
ご当地ソフトクリームやジェラートは迷わずいただくことにしています。
日本酒や麹の香りを感じさせるような、芳醇な味わい。オトナだけのデザートにしておきたい…♪
米粒入りがポイント高し。ウマイ!
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2005年09月05日

秋田旅行記A/祖母に再会

新潟県内の大雨の影響を受けて、寝台特急あけぼのは30分ほど遅れて秋田駅に到着しました。
ここからはレンタカーを運転して、老人ホームに暮らす祖母に会いに行くのです。
うっかりカーナビなんぞを信用してしまったが為に、すんごい山奥の林道に連れていかれてしまいました。(ナビは直線距離で判断したらしい。)
それでも村までたどり着けばいいやと思って、熊でも出そうな山道を30分ほど走っていたのですが、「この先危険につき通行する者は営林署に連絡せよ」などという物騒な看板が出現!
これに恐れをなして来た道を引き返しました…。最初から地図を読めば良かったんです。。。
林道の走行練習はもう結構ですからぁっ!(泣)


akitasugi.JPG 秋田の大切な風景のひとつ、秋田杉。

秋田杉とブナの森が豊かに広がり、清流がいくすじも流れる村に祖母は住んでいます。
今でこそ信号機は村に2〜3機あるようですが(笑)、それも「子供たちが将来村を出た時に困らないように」と、教育上必要であるという名目のもとに設置されたようです。

十数年ぶりに会った84歳の祖母は、腰も曲がらず足取りもしっかりとしており、私が想像していたより遥かに元気な様子でした。
軽い認知症(いわゆる痴呆)を患っているので、私は“人間的な会話は成り立たないであろう”と覚悟していたのですが、祖母は「あんれもう、いい娘さなったなぁ、幾つなった?」と、それはそれは穏やかな表情で話すのです。

近くの町に住む叔母が来てくれて、3人でメロンと桃を食べながら話をしました。
「この人(祖母)はなぁ、両親を早くに亡くして、夫(私の祖父)も早くに亡くして、子供もみんなウチを出てしまって、ずっと一人で頑張ってきたんだぁ」
「戦争もあったしなぁ、一番苦労した世代なんだぁ。今はこんなに良い世の中になってなぁ。」
私にはずしんと響く、重くて深い、叔母の言葉です。
一番苦労した世代、本当にそう思います。

認知症の典型的な症状の一つに「昔のことはよく記憶しているが、最近のことは記憶できない」という事があります。
私が訪ねたことは一晩たてば忘れてしまうかもしれません。
また、尋ねてきた事を記憶していても誰だったか思い出せず、混乱するかもしれません。
でも、祖母が忘れてしまっても私は忘れない。それでも充分だと、祖母の顔を見て思いました。


それにしても……
秋田弁を聞き取るのは難しい…。
特に、祖母・叔母・看護士の3人の会話は半分くらいしか理解できなかった。
この地で私は異邦人になりました。(笑)
posted by どみ at 23:59| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月04日

秋田旅日記@/寝台特急あけぼの

秋田に来ています。(5日早朝着)
山奥の小さな村に住む祖母を訪ね、湧水の町を訪ねる一人旅です。

akebono.JPG
初めて乗る寝台列車「あけぼの」。B寝台ソロ(個室)の2階です。

akebonositunai.JPG 想像していたより狭くてびっくり。
もうその狭さには変な笑いが止まりませんでした。カプセルホテルっていうのかな。。。身長の高い方は足を伸ばして寝られないでしょう。
2段ある階段以外では立てません。チビツコの私でさえ何度も頭をぶつけました。
ベッド1つ分のスペースに、毛布・まくら・背もたれクッション・ごみ箱。
そこに私とリュックサックとキャリーが入るともういっぱいです。(笑)
シーツがベッドより小さいし枕は座布団のように薄いし、寝返りをうつスペースはありません。
寝台列車がますます好きになりました。こういうのは大好きです。
荷物を整理して寝床を作れば、あとはもう私の城!

揺れがあるので寝心地はあまり良くないものの、2階席からは星を見ながら寝ることができます。大きな窓をひとりじめ。
車体のほうは老朽化しており、室内でもあちこち軋む音がしました(ドアとか蛍光灯とか…笑)。音が発生する箇所を軽くけとばすと、しばらくは静かです。



まとめ。
寝台列車(というか、あけぼの)は
あまり快適ではないけれど、とっても楽しいぞ!
今回は深夜に乗車して早朝に下車したので、景色をゆっくり楽しむ時間がなかったのが残念。

列車の中から見えた早朝の日本海は、空の色とまったく同じ、目を伏せたような感じがする静かなグレーでした。
台風が近づいてきています。

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2005年07月05日

ブルートレインに乗りたい

タイトルにつられて、こんな雑誌を買った。

otoko.JPG 男の隠れ家8月号「あの個室列車の旅」

旅行で何が楽しいかと聞かれたならば、まず「移動手段」を挙げたい。
乗り物と移動時間そのものを楽しみたいのだ。
だから、飛行機や新幹線のようにスピードが速ければ良いっていうものでもない。

数年前の夏に北海道で行われたセミナーに参加した時も、行きは羽田から飛行機でさっと飛ぶとして、帰りはあこがれの★北斗星★で丸一日かけてのんびり帰る計画を立てた。
あの哀愁漂うオンボロで移動時間を楽しんでみたくて、切符の発売日の発売時間にみどりの窓口に並んだら、運良く眺めのいい2階の個室(B寝台ソロ)が取れたのだ。

ところがその後になって、セミナー終了日の翌々日にどうしても断れない仕事が入ってしまった。
北斗星でとことこ帰ったのでは間に合わないこととなり。。。(札幌-大宮間だけで15時間半かかるのだ。)
結局、帰りも飛行機となった(泣)。上空から見下ろした東京の夜景はすばらしかったけれど。

だから北斗星を始めとするブルートレインは、私にとっては今でも夢の列車。
もし乗れるなら、個室で一人旅がいいなと思う。
自分だけの大きな窓から景色を堪能し終えたら、寝転がって本を読んだり手紙を書いたりしたいし、地図を見て線路をたどったり、遠くに見える山の名前を覚えたりもしたい。
どんなお弁当があるだろう、明け方の海はどんな色だろうと想像するだけで、今から胸を熱くしているのだ。

旅の移動手段として乗るのではなく、ブルートレインを楽しみたいが為に旅に出たいというわけ。(笑)
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