2006年09月27日

アボカドによせて

ほらぁ。 abo927.JPG

なんてきれいなアボカド・グリーン。
こんな切り口を拝めた日には、あぁ今日はいい日だと思えるのでございます。
栄養価が高く調理せずともそのまま食べられるとなれば、飽きがち抜きがちさぼりがちなお一人様自炊生活には欠かせません。
私のキッチンにはアボカドが絶えずごろついております。

初めてアボカドを食べたのは、忘れもしない去年の冬でございました。
妹がボウルでねりねりしていた緑の物体こそ、アボカドディップでございました。
その見慣れない緑色に「なんかキモチワルイな」と思ったのですが、「食べてみ」とスプーンを差し出されたので口にしてみたところ、なぜだ、と思いました。
なぜこんなにじわりとうまいのかと。
ボウルごと奪いたい衝動にかられました。
「この世にこんなにウマイものがあったのか」とは食に対する最大級の賛辞としてよく聞かれますが、私はアボカドにこの言葉を贈ります。
そして妹を尊敬したのはこの時が初めてでございます。
それから食べるだけでは飽き足らず、種を育てて栽培にも勤しむようになったのでございます。

種のくぼみに、わさび醤油。ごま油醤油。青ヶ島の島だれ。
炒めると相性が良いのはタコ。ガーリックオイルで炒めて醤油をひとまわし。
ミキサーにかけるとコンデンスミルクにも合います。野菜のような顔してじつはフルーツでございます。


今年のノーベルアボカド賞は、私に内定しました。

posted by どみ at 23:59| 東京 ☁| Comment(10) | TrackBack(0) | お料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月26日

打楽器奏者はかっこいい

表題のとおり、打楽器奏者はかっこいいと思うのだ。

親子コンサートや音楽教室で真っ先に客席に切り込んでいけるのはタタキモノ系である。
そうして早々に聴衆のハートをがっちりつかむのである。
子供たちの羨望のまなざしを吸収しているので、打楽器奏者はいつもお若く見える。
我々弦楽器陣は見えない鎖で舞台のイスにがっちり繋がれているので、いつも老けている。
打楽器陣には勝てない。

マーチなんかだと、弦が一生懸命タッタカタッタカやっている時に打楽器軍はノリノリのスタンドプレイで手拍子なんかやっちゃっている。
見れば指揮者まで手拍子しているじゃないか。
いいなぁ。弦楽器陣は右手にハタキと左手に材木を抱えているので、埒があかない。

かと言えば、シンフォニーなんかだとイスに腰掛けたままじっとしていることが多い。
“寝ちゃったか?”とこちらが心配する頃にそろそろ〜と静かに立って、腰をかがめてシンバルなどを1発“しゃ〜ん”とかましたら、また定位置でじっと座っている。そのまま終演。
一発入魂。
それもまたかっこいい。
弦楽器陣は音を安売りしすぎていないだろうか。
一発でいいならそれなりに入魂するのだが。

また彼らは、楽器でない物を楽器にする名人である。
西武ライオンズのメガホンだろうが、皿だろうが、電話帳だろうが、彼らの手にかかれば楽器として命が吹き込まれるのである。
いつだったか中学生を集めた音楽教室で、そこらへんに転がっている木を叩かせてアンサンブルしようという企画があったのだが、打楽器奏者がお手本を見せると、中学生の表情が変わった。
ただの木がまぁよく響くこと!
バスクリンの湯が秋田乳頭温泉の湯になってしまったくらいに違うのだ。音楽になるのだ。
プロってすごいやと思わせられれば勝ちである。


これも少し前の話だが、私は車で通勤途中に永六輔氏のラジオ番組を聴いていた。
その日のゲストは某有名打楽器演奏集団で、永氏は「スタジオの中の物を使って即興演奏せよ。何を使ってもよい、何を壊してもよい、責任はオレが取るから派手にやれ。」という素敵な注文を下した。英断だと思う。
スタジオと言えどそこは音楽スタジオではなくて、機器や什器や文具があるフツーのスタジオである。
だからその“演奏”は凄かった。凄まじかった。
誰かがコップや窓を叩いている、誰かがクリップケースを振っている、誰かがカーテンをものすごい速さで開け閉めしている、というような、もうとにかくひっちゃかめっちゃかであろう嵐のような状況の中で、確かにそこにはリズムがあり、音楽が存在していたのである。

打楽器奏者と永六輔に敬礼。やっぱりかっこいい。
posted by どみ at 23:59| 東京 🌁| Comment(5) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月25日

私の進化年表

chimiさんちで見つけました。


−あなたの進化の歴史を発表します−
進化年表
http://essence.matrix.jp/evolution/


わたくしの進化年表。

0歳:憎悪の種を持った火星人としてこの世に誕生

4歳:はいはいができるようになったと同時に、芸術を欲する中濃ソースに進化

17歳:誕生日ケーキのろうそくを一息で消すことができた瞬間、平等の足りないHDレコーダーに進化

24歳:そろそろ結婚しなきゃと考え始めたとき、皮肉にあふれた免震住宅に進化

35歳:プライドをひどく傷つけられた瞬間、寛大を望むフラミンゴに進化

43歳:成人病が気になり始めた日、夢を憎む時限爆弾に進化

55歳:家族のありがたみを実感したとき、結婚を持ったユリカモメに進化

61歳:余生を共にしなければならない持病を抱えてしまったとき、勇気を子孫に求める蚊に進化



24歳で結婚を考えつつ皮肉にあふれた免震住宅になってしまったことが、私の全てですね…ハイ。
地震に対して免震しているのではない気がする。うひゃ。

posted by どみ at 23:59| 東京 ☀| Comment(7) | TrackBack(0) | つれづれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月24日

ハカラメ、斜陽のとき。

ハカラメです。誰がどう見てもハカラメです。

hakarame9243.JPG

半年前に小笠原諸島父島でもらった葉っぱ一枚が、こーんなにでかくなりました。
ただいま2鉢とも60cm。鉢の高さを入れれば85cmを超えます。
こんなにでかくなるなんて思っていなかったんです。
だから2鉢に増やしてみたのに。実家なんか4鉢もあるし。
どうしてくれよう、この健康優良児のふてぶてしさ。
栽培と言うよりは“飼育”のほうがぴったりです。
摘心しちゃおうかしら。

hakarame9244.JPG

まぁ、でもこれから冬がやってくるわけです。
奴らは亜熱帯植物なので、家に入れてやらなければなりません。
この狭い部屋で図体のでかいハカラメ2鉢に囲まれて寝起きすれば、酸素を横取りされるに決まっています。
奴らのことだから二酸化炭素なんか目もくれずに酸素ばっかり吸うに決まっています。
あぁ、昔はあんなにかわいかったのに。いとおしかったのに。早く花でも咲かせちまえ。
とは、私自身言われてきたセリフです。はて、誰に。

少しいじめてやりたいので、しばらくは外に放り出しておきます。
斜陽を楽しめ、ハカラメよ。

hakarame9242.JPG

ハカラメゲリラ作戦でばらまいた葉の一つで発芽が確認されました。
こちらは外なので、いくら大きくなってもらってもかまわないわけです。
お江戸の冬に耐えることと、時々草刈りに来る管理人夫妻に命乞いできるかが勝負です。
ふふ、がんばってみたまえ。

posted by どみ at 23:59| 東京 ☁| Comment(5) | TrackBack(0) | 小笠原ハカラメ栽培記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月23日

寒い

寒いよ、かあさん。
食べるものはとうに底をついている。
暖炉にくべる薪もとうとうなくなった。
明日はとうさんの形見の椅子を切らなければならないかもしれない。
ぼくはもうだめだよ。かあさんの温かいスープが飲みたい。
かあさん、ぼくもかあさんのところに行くよ。かあさん…、


という昔話があったかどうかは知らないが、最近寒い。
季候が急に変わったように感じる。東京は冷たい雨だ。
今年は秋があっただろうか。
もしかしたら私が眠っているうちにスキップしてしまったのではないだろうか。
シンフォニーだってよく3楽章だけをスキップして本番に載せるじゃないか。
あぁ、あれは私が本番で寝てしまっただけか。しまったしまった。
そうやって、人間は大切な物をいつの間にかスキップしているのだ。
(ほんのりウソが含まれています。)


私は5月に引越してきたので、この家で初めての冬を迎える。
朝がいよいよ寒いので、押入れから羽毛ふとんを出した。
やっすい旅館のふとんのにおいがついていた。
うちの押入れは旅館だったのだな、と思った。私は微笑んだ。

エアコンは部屋に備えつけられている。まだ新しい。
驚いたことに、暖房機能もついていた。
廉価品のメーカーのそれなので、新しくてもどうせ冷房っきゃないんだろうと思い込んでいたのだ。
リモコンをよく見たら「暖房」のボタンがあった。救われたと思った。
私は疑い深いので、そのボタンを押してみた。
しばらくして暖かい風が吹いてきた。
そのエアコンを見て、私は微笑んだ。

問題は着るものである。洋服である。
この家には夏物しかない。家は狭いし冬物はかさばるので持って来なかったのである。
四季を通じてはけるようなパンツスタイルでごまかすのはそろそろやめたい。
冬物のスカートやブーツをまとっておかないと、あの子洋服はあれだけよ、なんて言われそうだ。
実家に帰った時に冬物をまとめて東京宅に送ってしまおうと思い、まずはスーパーにダンボール箱をもらいに寄った。
そのダンボール箱置き場の近くに、日用品の見切り品コーナーがあった。
洗剤や水切りゴミ袋がとても安くなっていた。引き寄せられた。

品々をキャスターケースに詰めて東京に戻り、玄関の前に立ったその時、私はため息をついた。そして空を仰いで微笑んだ。
大切なダンボール箱のことをすっかり忘れていた。

寒いよ、かあさん。
posted by どみ at 23:59| 東京 ☀| Comment(9) | TrackBack(0) | つれづれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月22日

五香辛焙じ茶(緑碧茶園)

シナモン、ペッパー中心の五種のスパイス「五香辛」で、焙じ茶を刺激的なスパイスティーに仕上げました。ミルクで煮出して、特製チャイはいかがですか。(緑碧茶園カタログより)


いかがですか、なんて勧められると、あらあらそうですね、なんて思うのです。茶葉はまさにチャイ香だもの。
ベースは焙じ茶なのでお湯出しアイスティーに。(焙じ茶で水出しアイスティーはんまくない。)

焙じ茶にシナモン、カルダモン、クローブ、ホワイトペッパー、ブラックペッパーが入ったと聞けば、インド人はびっくりよ。入れすぎだってば。
ま、でも私はもう驚きません。
ルピシア(旧レピシエと緑碧茶園)は、コーヒー味の紅茶やラムネの香りの緑茶、洋酒の香りの紅茶やはたまた海王星を名乗る緑茶なんてのも出していましたから。あ、今もか。
どのお茶屋さんにも無いヘン茶の王道を歩み続けています。
そこは尊敬されるべきです。うへ。

煮出してみると、スパイスはそれほどきつくなく。相殺し合って中和しちゃったか?(笑)
ほんのり辛みが残るものの、食事の邪魔をするほどでもなくて意外におりこうさんにしている。アイスティーにしたからかな。薄っぺらくて心地よいぴりり。
淹れかたも大雑把でオッケイ系。


このお茶、ルピシアになって即カタログ落ちしたので、今じゃこのお茶を買って飲もうと思ってもムリです。
なぜならもう売ってないから。

それ以前に。

賞味期限が切れているからー!(飲んじゃったー。)






未開封ながらスパイスにパンチが感じられなかったのは、きっとそのせい。
posted by どみ at 23:59| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ルピシア(緑のお茶) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月21日

私に秋を叩き込むのだけれど

こんにちは。 9211.JPG 
まだ頭の中でツクツクホーシが鳴いている私に秋を叩き込むため、御曹司と旅に出ます。なーに、すぐ帰りますよ。


9213onz.JPG こいつが御曹司です。キタキツネです。


畑で夏のなごりを発見。 9212.JPG
ハロウィンの準備でしょう。父もなかなか小粋なことをしてくれます。
嘘です。まずそうなので放置してあるだけです。きっと。


9214aoi.JPG ホテイアオイ。
今頃花を咲かせるなんて、きみもボケボケだな。かわいいぞ。


稲穂の畦道を進みます。 9216aze.JPG


9215t.JPG こちらは稲刈り終了。
ついこの間田植えが終わったばかりと思っていたのに。
そして稲穂が垂れているのにもびっくりしたのに。
びっくりしている間にもうなくなっちゃった。なんだかなぁ。


白い彼岸花。 921hi.JPG
彼岸花が咲いているのもびっくり。
だって、この前お盆様をやったばかりなのにねぇ。
子供の時、真っ赤なこの花があまりにもきれいに見えて、手折って母に見せようと持ち帰ったら、怒られました。
縁起が悪いとかで、家に入れてはならないのだそうで。悲しかったネー。


921k.JPG 
鐘食えば 柿が鳴るなり 法隆寺。


金木犀。 92110.JPG 
運動会の頃に咲く花、と覚えています。
昔、庭に銀木犀がありました。香りは似ているけれどやや控えめで、花が“銀”なのです。
私は銀木犀が好きだなぁ。自宅庭以外で見たことがありません。


9218so.JPG 雑草林、天まで伸びろ。


コスモスも咲いた。 9217cos.JPG
“秋桜”と書いてコスモス。
これが咲いていると寂しいです。だってさだまさしが…。



921s.JPG

女心と秋の空。
秋なのかなぁ。これだけ見ても秋がもやもやしてしみてこないなぁ。
どうしてだろう。



私に秋を叩き込む【おわり】
posted by どみ at 23:59| 東京 ☁| Comment(7) | TrackBack(0) | 季節のたより | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月20日

私に秋を叩き込む【序】

困った困った。
じつはもう秋になっていたではないの。
最近は東京も朝が少し涼しいのでようやく秋の入り口が来たかと思っていたのだけれど、埼玉の田舎(ど田舎)に帰ってみたらもう稲刈りが始まっていた。彼岸花が咲いていた。イチジクが色づき始めていた。みかんは青い実がたくさんついていた。

もう完全に秋が来ちゃってる。
わたし、季節から取り残されてる。

「緑が乏しく時の流れが速いところにいると、季節の移ろいが見えにくくなる」とは方々で聞いたり読んだりしてきた事だが、それを身をもって体感してしまうとはねぇ。
ど田舎を抜け出て都会の子が集まる高校に行き始めた頃から私の四季リサーチアンテナは高感度を維持し続けてきたつもりだけど、9月になって少し仕事が忙しくなってきたこともあり、アンテナはかなり鈍感になっていたようだ。

だから、香り始めたキンモクセイにはびっくりした。
最近はそんな香りのシャンプーもあるのかしら、なんて思ったくらい。
私の時計は夏の真ん中あたりで止まっている。




秋を体に叩きこむ旅に出た。(旅という名の犬の散歩である。実家で。)


続く。
posted by どみ at 23:59| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | 季節のたより | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月19日

小笠原スターフルーツを食らう

東京愛らんどフェアでの戦利品、スターフルーツ。別名ゴレンシ。
ついに、ついになのです。

starf919.JPG 手のひらサイズ、星型なのです。

小笠原に旅した時に食べるチャンスにめぐり合えなかったこの珍フルーツ。
東京で手ぐすねをひいてじーっとじーっと待つこと半年、やっと海を渡って
新宿までやってきてくれました。
想いって通じるんだわ、と狂喜乱舞しお買い物したのが9月4日。
それから青い実が黄色く熟すまでじーっとじーっと待って半月。
熟成が進むにつれ、かりんのような香りが漂ってきます。
渋みのあるカドの部分は除いてスライス。

うふふ。 starf9191.JPG

1個100円。珍フルーツなのにこのお値打ち価格。
ビジュアルのはじけるようなかわいさのわりには、お味のほうは控えめでおしとやか。
ほんのり甘酸っぱいかと思えば憂いのあるような渋みも少しあり、なかなか含蓄深いお方のようです。
とってもジューシー。

3つ食べて、わかりました。
これ、かなり水気があります。したたります。
なので、かわい〜くスライスしてあげるよりも丸ごとかぶりついたほうがウマイです。
見た目に騙されてはなりません。


もし、またスターフルーツに巡り会ったら、次は種を採って育てます


posted by どみ at 23:59| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | 飲み食い事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月18日

僕の行きつく先は

sunt.JPG



                      穴という穴から僕が出て船へ    村井和一







赤坂鳥井城の穴より






posted by どみ at 23:59| 東京 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | へっぽこの仕事周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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